眠りが浅い時に飲む漢方

2015年5月1日

不眠症と漢方

眠りが浅い時に飲む漢方

ぐっすり眠れない、夜中にちょこちょこ目が覚めるタイプの不眠

寝つきはある程度良くても、眠りが浅かったり、ちょっとした物音で目が覚めてしまったり、夢を何度も見て、何となく朝もスッキリしなかったり…という方はいらっしゃいませんか?

このようなタイプの方は、どちらかというと几帳面で真面目な性格で、「自分がしっかりしないと!」と責任感が人一倍強い傾向にあるような気がします。そういう方が、思うように事が進まなかったりすると、極度に自分に自信を無くしてしまい、不安感を強く抱いてしまったり…通常の方よりも受ける精神的ダメージは大きかったりします。

漢方の考え方としては、過度なストレスが積み重なることで、心身ともに疲れきってしまい、心を養う陰液が不足してしまう『心血虚』または『心陰虚』という状態になっていると考えます。

『心血虚(しんけっきょ』タイプ

不眠以外の主な症状としては、動悸、めまい、やる気が出ない、不安感、物忘れしやすい、貧血、食欲低下などが現れます。

このタイプには、心の血を補う処方の、「帰脾湯(きひとう)」や、「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」などを使っていきます。

『心陰虚(しんいんきょ)』タイプ

不眠以外の主な症状としては、心血虚の症状に、顔や手足のほてり、のぼせ、イライラ、寝汗、口渇などの熱症状が加わります。

このタイプには、心の陰液を補う「黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)」、「清心連子飲(せいしんれんしいん)」、「酸棗仁湯(さんそうにんとう)」などの処方を使います。

漢方+心の持ち方

そして、このような方にとても大切なのが、「心の持ち方」です。誰しも性格を変えるのは難しいことですが、考え方を変えることはできます。上記のように、とても几帳面で真面目な性格の方に起こりやすいこの症状、「今できなくてもいいや」「何とかなるさ」という心のゆとりを少し持つことが大切です。自分をゆるすこと。意識しても最初はなかなか難しいですが、ちょっとした心の持ちようで段々と変わってくるものです。

 


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執筆者 水木 愛
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