未病(みびょう)を治せば人生が変わる

2015年5月13日

漢方の基礎

未病(みびょう)を治せば人生が変わる

未病はなぜ大切?

最近、予防医学にも関心が高まり、医療業界やテレビCMなどでも「未病」という言葉が登場しますので、聞いたことがあるという方も少なくないと思います。

さて、「未病」って何でしょう?

一般的には「健康でもないし、病気でもない状態」と言われます。もっと具体的に説明すると未病は、病気の前後にあると考えられます。つまり、病気になる前と、病気の症状が改善された後の時期です。病気になる前に未病を治す事ができれば病気にはなりませんし、病気を克服した後の未病を治せば再発もしないということになります。

私が時々残念に思うことは、漢方薬を服用して症状が改善されたらすぐ漢方を飲むのを止める方がいらっしゃることです。

症状が改善した段階では、まさに未病真っ只中です。「実は、ここからが本番!」というくらい大切な時期です。この未病をしっかり乗り越えると本当の意味で健康体になり、その後も体調に左右されにくくなりますので、その方の人生も明るいものになっていく可能性が高まります。

「未病を治す」ということは、人生を変えるくらい大切なイベントであると思っています。実際に 「あなたのお陰で私の人生が変わりました。20年前に出会いたかった。」という嬉しいお言葉をいただけた時は本当に嬉しかったです。そうなっていただけてこそ、本当の意味でお役に立てたということなんだと思っています。

未病を治すには?

では、未病を治すにはどうすればよいのでしょうか?ランニング?健康食品?バランスのとれた食事?

実は、これらは少し違います。病気が増え続け、いつまですっきり治らない病気が多いのは、このように未病の時の対処法が少し間違っているからということも大きな理由だと思います。

「未病を治すには?」その答えは2000年以上前に明らかになっています。

「未病」という言葉は、2000年以上前に書かれた中国最古の医学書として有名な黄帝内経の中に登場する言葉です。そこにはこう書かれています。

「上工は未病を治す」(優れた医師は、漢方的体質から将来起こりえる病気を予想し、先手を打って未然に病気を防ぐ)

つまり、未病を治す時に大切な事は、「運動しましょう!和食にしましょう!カロリーオフ!」というような単に画一的な予防法ではなく、その人の体質に合わせた養生法をしていくことです。

この事は西洋医学の「統計学的な予防医学」に対して、漢方医学の「個人に対しての予想医学」とも言えるのではないでしょうか。

一人一人体質は違いますので、当然それに合わせた養生法で、陰陽のバランスをとることが大切です。

具体的な方法については、体質別の養生法をご紹介していきます。

 


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執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
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