ストレスは漢方では「肝」

2015年5月28日

漢方の基礎

ストレスは漢方では「肝」

漢方で自律神経は「肝」

自律神経と似ていて、一番関係が深い臓器は漢方的には「肝」。ストレスに一番敏感に反応するのが肝という事になります。

「肝」とは、①血を蔵す(血液を貯める)②全体の身体の機能の調節③感情の調節という事になります。

「肝が高ぶる」「肝にくる」と使うように、感情の表現をしますね。したがって、今の医学で言う、自律神経に関係の深い臓器が肝という事になります。

正常な肝

肝はのびのびとしたところを好み、ゆったりしている状態が一番正常に保たれるとされます。したがって、ストレスがなく、悠々として清らかな状態が一番いい状態と言えます。

ストレスがかかった肝

1)肝気鬱結(かんきうっけつ)

肝がストレス(気温変化や様々な障害等)によってぐうっと萎縮して、全体を調節する作用がうまく巡っていない状態となります。主な症状としては、みぞおちの痞えだったり、喉の痞えだったり、イライラしたりするような症状が出てきます。

2)心肝火旺(しんかんかおう)

肝がぐうっと萎縮してくると、そこに摩擦熱のようなものが発生して、火がボッと点火して燃え盛ってきます。その時の状態の事で,肝も心も同じような症状が出来ることから心肝火旺と呼ばれます。症状的には顔が赤くなる。興奮状態で目が赤くなる。イライラ、眠れなくなる。血圧が上がる、というような症状が出てきます。

3)肝陽上亢(かんようじょうこう)

ぼうぼう燃え盛った後、鎮火に向っているものの、まだまだ熱を帯びて、ボヤの状態の感じ。燃える物も無くなってきてはいるものの、消火するものもあまりない状態。激しくはないけど持続性の状態。症状的には、体の熱感、手足のほてり、腰、ひざのだるさ、皮膚の乾燥、耳鳴り等があります。

4)肝陽化風(かんようかふう)

炎は上がっていないものの(上がっている場合もある)、ゆらゆらと湯気(陽炎のようなもの)が上がっている状態。激しい症状が出やすくなる。症状的には、めまい、ふらつき、手足の震え、しびれ、ひきつり等がある。

漢方はイメージが大切

みなさん思い当たることがあるのではないでしょうか?方を理解する時は、イメージすることが最も大切です。理詰めで行く西洋医学と対照的で自然界で起こることに例えながら、体を理解していく。そのほうが、結局科学的でもあり得るのです

人間の体のまだ10%程度しかわかっていない。と言われたのがノーベル賞の山中教授。西洋医学は万能ではない。東洋医学も万能ではない。しかし人間も自然界の一部であり、自然の中では予想もしないことも起こり得る。地震、雷、火事(自然現象の)親父??

想定外があって当然として、超然とするのが漢方の世界。予想もしないことも起こり得る。予想通りに行くこともある。どちらがあってもそれが自然。面白いですね。だから、漢方を西洋医学的なアプローチでしても分からない。漢方は漢方のアプローチで考えてください。


執筆者 河端 孝幸の画像

執筆者 河端 孝幸
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。
  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談