気血水の相互関係

2015年6月3日

漢方の基礎

気血水の相互関係

気血水のバランス

病気にならないためには、「気・血・水」のバランスが大切です。

どれも水穀の精微(飲食物が脾胃で消化吸収されてできる栄養物質)から生成され、お互いに作用し合ってバランスを保っています。 

気と血の関係

血は、気の「気化作用」によって生成され、「推動作用」により全身へと運ばれ、「固摂作用」により外に漏れでない状態が保たれています。

一見、血は気に”してもらって”ばかりな感じがしますが、実は血も絶えず気に水穀の精微を与えることによって、気の機能を保っています。そのため「気は血の統帥、血は気の母」と言われています。

気の作用が低下すると、「気化作用」が低下し、血が不足します。「推動作用」が低下し、血の巡りが悪くなり、血が体に滞り、瘀血が発生します。「固摂作用」が低下し、出血しやすくなります。

 

気と水の関係

水は、気の「気化作用」によって生成され、「推動作用」により全身へと運ばれ、「固摂作用」により外に漏れでない状態が保たれ、「気化作用」によって尿や汗になって排泄されます。

気の作用が低下すると、「気化作用」が低下し、水分が不足(津虚)します。「推動作用」が低下し水の巡りが悪くなり、水が体に滞り、水滞が発生します。「固摂作用」が低下すると、汗が止まらなくなったり、尿が漏れたりします。また水の滞りは気の流れを妨げます。

 

水と血の関係

血は、水と気から生成されます。つまり水は血の構成成分であるため、多量に出血をすると水も損失し、多汗、嘔吐などで水が消耗されると、血も不足します。

 

 

このように「気・血・水」はお互いに作用し合っているため、一つがバランスを崩すと、他にも影響が出てきます。ですので、一つずつバランスを整えてあげることで、他のバランスも整っていきます。


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執筆者 星 知美
漢方みず堂漢方専門相談員

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