「血」とは

2015年7月23日

漢方の基礎

「血」とは

「血」とは

体内を流れている赤い物質のことです。つまり、血液をさしますが、栄養を体全体に運び、身体を潤し、生命活動を維持する働きがあります。

そして、東洋医学では「血」は精神活動にも関係すると考えられています。

「血」が栄養を運び、身体を潤すというのは想像しやすいと思いますが、「血」と精神活動が関係すると言われてもあまり、ぴんとこないかもしれません。

「血」が不足するということは、西洋医学的には貧血と言われます。

東洋医学では、「血」が不足した状態を「血虚」といい、めまいや立ちくらみなどの貧血症状のほかに、目がかすむ、目が乾く、疲労、頭痛、月経困難、月経不順

筋肉の引きつり、手足のしびれといった症状が表れます。

また、「血」は精神意識活動の基本物質と考えられているため、「血虚」になるとやる気が起きない、物忘れ、不眠、多夢といった精神症状も表れてきます。

なぜ「血」が不足するのでしょうか

「血虚」の原因として

・飲食の摂取不足による栄養不良

・胃腸機能低下による、消化・吸収の低下

・気の不足、気の滞り

・血の滞り

・出血

などがあげられます。

もし、「血虚」の症状で病院に行ったら…

貧血症状には貧血の薬、不眠には睡眠薬、月経困難・月経不順にはホルモン剤などといった薬が処方されるでしょう。

しかし、東洋医学では「血虚」になった原因を探し、胃腸を強くする、気・血を補う、気・血の巡りをよくするなど、身体のバランスを整える事で「血虚」によっておこる様々な症状を改善していきます。

 

漢方薬は、一つの症状を抑える対処療法ではなく、どうしてそのような症状がでているのか本当の原因を良くしていきます。

コツコツと続けて頂くことで身体はつながっている。という事を実感して頂けると思います。


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執筆者 星 知美
漢方みず堂漢方専門相談員

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