味覚異常・味がしない~清熱和解法~

2015年8月21日

胃腸と漢方

味覚異常・味がしない~清熱和解法~

元々食べることが大好き

63歳の女性の方。風邪をひき、少しこじらせ何とか回復したものの、どうも食べ物が美味しくない・・・。すべてがしょっぱく感じ、最初は微かに味がわかるものの噛んでいるうちに味がわからなくなる。そんな状態が約一ヶ月続いている。

味が美味しくないから食も進まず、本来食べることが大好きだったため、ショックで気持ちも塞ぎがち。仕事も手につかず、周りの人に言っても解ってもらえず気が狂いそうと言われていました。

増えている味覚障害

味覚障害で多いのは亜鉛不足によるものです。抗がん剤の影響や、急激なダイエットなど、様々な要因で亜鉛不足になり、味覚障害が起きます。

漢方では「傷寒論」に「少陽の病たる口苦く」「陽明の中風は口苦く」とあり、少陽病・陽明病で起こる症状です。

どういうことかというと、風邪などによって、胆経絡に侵入した邪気が熱化して、胆汁を上昇させて生じる症状で、治癒させるためには、熱を冷まし邪気を解毒する清熱和解法を用います。

食べ歩きができるほどに回復

漢方の煎じ薬はただでさえ美味しくないため、さらに美味しくないといわれるものと思っていたら、味がわからないため苦味もエグみも今ひとつであっさり飲めたとのこと。

 

それから2週間、何とか味が回復してきたと大喜びされましたが、煎じ薬の本来の味も回復?したようで飲みづらさとの戦いに。でも以前のように食事を楽しみたい一心で、それから3ヶ月はしっかり服用されました。その間日1日と回復され3ヶ月目にはほとんど以前と変わらない味覚に。

その後一週間は、食事の楽しさを取り戻すかのように毎日3軒ほど食べ歩いているそうです。

 

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執筆者 浦山 剛
漢方に携わり30年以上が経ちました。

今後は長年培った知識や経験をお客様に少しでも還元させていただきたく、
日々、元気で明るく前向きに係わらせていただきます。
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