いつまで漢方は飲み続けるのか?

2015年9月3日

漢方の基礎

いつまで漢方は飲み続けるのか?

症状が良くなった後でも漢方薬は飲み続けた方が良いですか?

時々質問されることですが、体質に合っている漢方薬であるである事を前提として、以下のことが当てはまれば、なるべく継続していただいています。

・ストレスにあまり強くない

・食生活が乱れやすい

・運動不足気味

・症状は無くても未病の状態

「なぜ漢方薬を飲み続けた方が良いのか?」その理由も時代とともに変化してきていると感じています。

さて、今回はこれらの中でも特に昔と大きく変化している「食」について、ここ数年特に危惧していることを書きたいと思います。

巷に溢れている健康に良さそうなモノ

昔に比べて、健康に良いとされる「商品」が溢れていますが、病気は一向に減る事は無く、むしろ若い年代でも婦人科系の病気や精神的な病気が増え続けてます。

色々と新しい商品は出てきますが、肝腎の病気が減らなければ(むしろ増えていては)、本末転倒です。

一人一人が健康とは何か?見極める目を持っていなければなりませんね。

例えば、特保やゼロkcalのコ-ラやサイダー。プリン体ゼロ、糖質ゼロのビール。

もう少しすると、鉄分増量のほうれん草など、サプリメント的な野菜も出てくるみたいです。

他にもサンドウィッチのいつまでもシャキシャキのレタス、腐りにくくした食べ物など便利と引き換えに飲食物がどんどん不自然なモノになってきていると思いませんか?

未だに何をどれだけ食べれば健康になるのかもわかっていない中、極端な一面だけの情報で体に良いと言われるものを加える一方で、おいしさや便利さ、コスト削減などで人工甘味料まみれの飲み物や化学処理された食べ物など次々に変な飲食物が増えています。

そういった食べ物は、栄養バランスが極端でバランスを欠いていたり、余計な食品添加物も多く含むため、反って血液を汚してしまい瘀血(おけつ)を作ってしまいます。そして、肩こり、便秘、皮膚病、婦人科疾患、ガンなどの原因になるとも考えられています。

また甘味料などは精神にも作用する為、気の流れも乱れてしまいやすくなってしまうことも大きな問題です。

もちろん食べ物だけが原因ではありませんが、口にした飲食物と吸った空気で体は作られますのでその影響は非常に大きいと思います。

昔と今

ある有名な漢方の先生も以前こんなことを言っていました。

「一昔前と比べても今の人達の体質は変わってきている。昔は漢方薬でスパッと良くなる人が多いように思えたが、最近の人は長くかかる人が増えてきたし、見た目は頑丈そうに見えても体の中は弱っている人が多い。」

食べ物の変化や生活習慣の変化で、一昔前の人間に比べ、知らず知らずの内に私達の心も体も弱くなっていっている様です。

なるべく自然なものを食べた方が良い事はわかっていながら、それを継続するのが非常に難しい世の中になっています。

そういった意味でも、普段から身体のメンテナンスをしておくこと益々重要になってきています。

「漢方薬は一人一人の体に合った究極の野菜みたいなもの」と弊社代表の河端も良く口にしています。これは未病における養生としての意味ですが、今後はもっと積極的にとっていく必要性もあるのではないかと考えています。

もちろん漢方薬だけが解決策ではないですが、身体を作る飲食物が怪しくなってくると、健康を維持していくには普段からデトックスしていくことがより重要になってくると思います。

日頃から行ってほしい2つのこと

人間はどうしても目の前に事にしか目が行かない生き物です。遠くで戦争が起こっていても、自分のにきびの方が気になるように。

しかし、大切だけれどまだ緊急性が無いことほど、普段から取り入れることが大切です。せめて下の2つくらいは日頃から取り入れていきましょう。

・主食のお米ぐらいは自分で炊く事。(生命力があり栄養も豊富な玄米が良いです。良く噛んで食べましょう。)

・日頃から身体全体を動かして汗をかきデトックスする習慣を持つ事。ストレス解消にもなります。(テレビを見ながらスイッチをいれるだけで勝手に筋肉をつけたりするようなものでは、カタチだけのものになってしまいます。内臓まで全身を動かしてこそ隅々までの身体のデトックスなります。)


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執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
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