秋は「肺」の季節です。

2015年9月29日

漢方の基礎

秋は「肺」の季節です。

秋は「肺」の季節

夏も終わり、秋になって急に涼しくなってまいりました。

五臓は季節にわけて考えられます。肝は春、心は夏、脾は土用、肺は秋、腎は冬。

これはその季節に一番影響を受けやすい臓器を表しています。これからの季節は肺が影響を受けやすい季節です。

「肺」とは

漢方では人間の身体を肝・心・脾・肺・腎の五臓にわけて考えます。

西洋医学でも同じく、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓という臓器があります。それと似た作用もありますが、全く同じではありません。

西洋医学でいう肺の主な機能は呼吸です。外気の酸素を吸って肺でガス交換し二酸化炭素を吐き出します。

東洋医学でも肺は呼吸と関係しますが、物質としての気体を交換するだけではなく、気を交換します。自然界の清気を吸い、体内の濁気を吐き出します。

深呼吸をすると、だんだんリラックスしてきますよね。これは、副交感神経を整えるのと同時に、自然界から気の力を貰っているからです。

気持ちが弱くなったときは、深呼吸をしてぜひ自然界からいい気をたくさん頂きましょう。

また、肺には宣散粛降といって、水分を身体全体に巡らせる働きもあります。その他に、皮膚、気管なども肺に分類されます。

  「肺」が弱くなると

肺は潤っていたい臓器ですので乾燥を嫌います。秋になって乾燥してくると肺が弱ってきます。そうなると、咳や鼻がでたり、アトピーなど皮膚症状がでてきます。

症状は身体だけでなく、気持ちも、憂い悲しみやすくなります。秋はなんだかさみしい気持ちになりやすいのはこのせいです。

肺が弱り、宣散粛降作用が低下すると、水分の鬱滞が生じます。身体の中の余分な水分は、鼻水やくしゃみ、目の痒み、皮膚症状などとして表れます。

秋にアレルギー症状が出やすいのは、肺が弱ってくるためです。

秋になると、アレルギーが出やすくなったり、アトピー性皮膚炎が悪化したり、なんだか、無性に悲しくなったり。

そんな方はもしかしたら肺が弱っているのかもしれません。


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執筆者 星 知美
漢方みず堂漢方専門相談員

心が変わると身体も変わります。
それを日々感じます。
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