頻発月経(生理周期が短い)と漢方

2015年12月26日

生理不順と漢方

頻発月経(生理周期が短い)と漢方

生理不順と漢方~その②生理周期が短い

正しい周期は25~35日周期でそれより短いと頻発月経です。漢方的原因は大きく分けると以下の5つです。

①気虚(ききょ)

「気」には外へ漏れ出ないように留めておく力があります。それが不足してしまうのが、気虚タイプです。

胃腸が弱く気を充分に作れなかったり、過労が続いたり、飲食の不摂生が続いたりすることで気虚になってしまいます。

生理の経血が薄い、疲れやすい、胃下垂がある、息切れしやすい、などの症状が一緒にでることもあります。

漢方は、まず「気」を補うこと。そして、漏れ出た「血」も一緒に補っていけるものがよいでしょう。帰脾湯が代表処方です。

②血熱(けつねつ)

熱は血の流れを早くさせます。血熱妄行といって、血に熱邪が入ると血管外に溢れ出してきます。

元々体力がある方が、辛い物・油もの・アルコールなどを摂りすぎたり、ストレスが過剰にかかることで、熱が発生してしまうのです。

③肝鬱化火(かんうつかか)

ストレスがかかり血が鬱滞すると、そこに熱が生じます。その熱の影響で血の勢いが盛んになり統帥ができず、出血を起こします。

実の病とされているこの肝鬱化火ですが、実際は、虚証で肝という血の貯蔵庫に血が少なくて、ちょっとしたストレスで容易に熱を発生してしまうような場合が多く見られます。

④瘀血(おけつ)

血の流れが悪くなっている状態です。肝鬱というストレス過多が原因のこともありますし、冷え、食事の不摂生、手術などの外傷が原因になることも。どろどろしたものが流れを防いで、行き場を失った血が漏れ出てくることもありますし、古い汚れた血自体が熱をもってその影響で早く月経がくることもあります。

瘀血の有無は自分でも割と簡単に見分けることができます!舌の裏の舌下静脈が青く浮き出ている(怒脹している)かた、生理痛が強い方、経血に血塊が混じる方は要注意です。

⑤肝腎陰虚(かんじんいんきょ)

血と共に津液という潤いを失うと、からだはカラカラの状態になります。

そうすると、お水の少ない鍋がすぐに沸騰してしまうように、からだには熱をもってきてしまいます。それが陰虚です。陰虚になると顔や手足がほてったり、イライラしやすくなったり、寝汗をかいたり、してしまいます。そうした熱が異常亢進を引き起こし、頻発月経となります。

悪循環を断つ

①や⑤タイプは、気血が虚弱で元々もっているものが少ないにも関わらず、生理の出血量が多かったり、20日足らずで生理がきてしまうことで、さらに気血を虚弱にさせていくので、悪循環になることもあります。

また、②・③・④のタイプの方も、長く続けば他のところにも必ず影響が及びます。

ちょっとした不調も、早めに対処してバランスをとることで、いつまでもイキイキ元気にいられます!

 


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執筆者 田頭 哉子
漢方みず堂漢方専門相談員
漢方に出会って、考え方や人生観がとても良い方向へ変わりました。
病院やメーカーで勤務していたこともあって、西洋医学と中医学の両面から感じることもたくさんあります。
私自身もずっと漢方をのんでおり、その実体験からや(すごく元気になりました!)、お客様との出会いから学んだことなど、少しでも皆さんの健康と幸せのためにお役にたてる情報をお伝えしていきます!
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