人を作るのはなんなのか。第二十考

2016年3月15日

河端孝幸のひとりごと

人を作るのはなんなのか。第二十考

結婚式にて

先日、社員の結婚式があり、挨拶をさせて頂きました。

弊社社員も数名同席しており、私の挨拶を聞いた社員が、「今日の挨拶は良かったです!」とのことで、それをこの欄にと言われ、書いている次第です。

それが以下の通りで、もちろん個人名および、結婚された社員のエピソードは省いております。

祝辞

ご存じの方も多いと思いますが、「念ずれば花開く」で有名な詩人坂村真民氏の詩の中から、「こちらから」という詩を贈ろうと思い、持ってきました。ご紹介したいと思います。

 

こちらから頭を下げる

こちらから挨拶をする

こちらから手を合わせる

こちらから詫びる

こちらから声をかける

すべてをこちらからすれば、争いもなくなごやかにゆく

 

こちらからおーいと呼べば

あちらからもおーいと答え

赤ん坊が泣けばお母さんが飛んでくる。

すべて自然も人間もそうできているのだ。

 

仏様へもこちらから近づいていこう

どんなにか喜ばれることだろう。

 

という詩です。

勤務していただいています店は、小児科のクリニックに隣接しており、毎日多くの病気の子供たちが来る薬局で、今時分は大変多くのインフルエンザの子供たちが多く来局されます。

実は、ちょうど一年少し前の出来事ですが、インフルエンザの子供が、店を出た途端具合が悪くなり、出てすぐの所で嘔吐をしたことがありました。その時に店の中が混んでいたこともあり、弊社のスタッフは気が付いていたものの、どうしようもなくアタフタしていたようであります。その時に、近くにいた方がその子の介抱をして、後始末をしていただいた事があり、あとからその方にお叱りの言葉を頂戴したことがありました。

つい2週間前の事ですが、また同じような事が店の中で起こり、その際には店のメンバーが率先して、介抱をして後始末をし、日報では、「そのお子様の顔を見たらすっきりした顔で、大変良かったです。」と書かれていました。その日報を見て、立派に成長してくれたなと思い、大変うれしく有難く感じたことがありました。

 

こちらからすべて行動する。

どんなことでもそうだと思います。

優しくしてほしかったら、こちらから優しくする。

いたわってほしかったら、こちらから誰かをいたわって差し上げる。

愛してほしかったら、こちらから愛すること。

道端で苦しんでいる人がいれば率先して介抱すること。

ゴミが落ちていたらゴミを拾う事。

そんなあたり前の事をいかに当たり前にできるかが人の価値を作っているのだと思います。

 

この詩にあった、仏様に近づいていこうというくだりは、人としての正しい道に近づいていこうということだと思います。

こちらからいたわる。こちらから思いやる。こちらから愛する。

ぜひ、二人であたりまえのことをあたり前に、そして今日のこの日をぜひ大切に人生を歩んでいただきたいと思います。

 

最後になりますが、これから二人の新しい人生が始まるわけですが、お互いに人間的に成長することが結婚ということだと思いますし、お互いに幸せになることこそが最高の親孝行だと思います。

ぜひ二人仲良く幸せで素晴らしい家庭を築いていっていただきたいと思います。

簡単ではございますが、私のお祝いの言葉とさせていただきます。

本日は本当におめでとうございました。

こちらから

いかがでしょうか。

 

まわりの人達にはこちらから挨拶をする。

こちらから声をかける。

こちらから笑顔を向ける。

こちらから心を開く。

こちらから感謝する。

こちらからありがとうを言う。

こちらからごめんなさいを言う。

こちらから。こちらから。

 

合掌

 

※「河端孝幸のひとりごと」は漢方みず堂公式サイト「河端孝幸の読む漢方」へ移転しました

 

 


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執筆者 河端 孝幸
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
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