春は肝の季節

2016年4月13日

マクロビオティック

春は肝の季節

油ものはお好きですか?

肝の働きが弱い人は油ものを好む傾向にあります。

肝や胆での油の循環が悪くなるためと考えられます。

カレーやラーメン、ピラフやパスタ、天ぷらやコロッケ、炒め物に焼き肉、バターやマヨネーズなどこってりしたものを毎日食べないと気がすまないようであれば肝の疲れがあります。

特に肝が弱るとナッツ類が食べたくなるようです。ナッツ類は動物性に近い飽和脂肪酸を含んでいるので、肝の弱い人は控えたほうが良いでしょう。

肝と胆の働き

肝は胆と協力して血液中の中性脂肪やコレステロールの量を調節しています。体内の余分な油分は肝臓で脂肪酸に変えてから胆汁として腸に排泄されます。

化学物質は油に溶けて濃縮し蓄積する性質があるので、油がうまく排出されれば、体内に蓄積した化学物質も油と一緒に代謝することができます。ところが油の処理が追つかなくなると胆管に胆汁が詰まって炎症を起こしたり、胆石ができたりと胆のうトラブルが発生しやすくなります。

肝や胆の問題がある場合は油ものを控えて、煮物やおひたし中心の和食に戻すと良いでしょう。

肝の働きをよくする緑黄色野菜

また肝の働きをよくするのは緑黄色野菜です。青=緑色のものが五行では肝の食薬になります。

ビタミンやミネラル、食物繊維、酵素などを多く含んだ野草は肝や胆に滞った汚れ(特に油汚れ)をその伸びる勢いに乗せて排泄してくれます。

最近、春先の野草料理を食べない人が多くなったことも肝のトラブルが増えた原因の一つです。

野草の持つ生命力をもっと活用したいですね。

 

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執筆者 長谷川 雅子
薬剤師として調剤の仕事をしていてこのままでいいのか疑問を感じていました。
本当に良くなるにはどうしたらいいのか探していく中で、人は食べたものでできていることや、さらには気持ちが大切という当たり前のことに戻ってきました。
お客様と一緒にお客様にとって良い方法を考えていきたいです。
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