前立腺炎・頻尿・目の充血は肝経湿熱

2016年5月2日

頻尿と漢方

前立腺炎・頻尿・目の充血は肝経湿熱

「ウサギのおじちゃん」

65歳の男性。20年前から排尿時に違和感が出始め、病院で検査するも、問題ない。

2週間前から違和感が有り、血尿が出たが病院は異常なしとの診断。

お小水は1日10回ほど、夜間も5~6回は行く。

また、親戚に「ウサギのおじちゃん」と呼ばれるほど目が充血している。

体質としては、寝つきが悪い、神経質、冷たい飲み物が多い、過食気味、毎日晩酌をする。

肝・胆の通り道に湿熱

甘い物の食べ過ぎやお酒の飲み過ぎなどで、「湿熱」が発生します。この男性も、飲食の不摂生から、湿熱が発生し、その湿熱が「肝」の通り道に入っている状態でした。

漢方では、「経絡」と呼ばれる通り道があります。

一見、バラバラの症状のように見える、お小水の違和感と目の充血は、実は同じ「肝」の経絡の症状です。

「肝」の通り道は「足厥陰肝経(あしけっちんかんけい)」という名前で、足の親指内側~足内側~陰部~下腹部~胸膈~喉の後側~鼻・咽候部~唇の裏~目~額~頭頂を通っています。

この肝経湿熱をとる漢方薬をまずは飲んでいただきました。

漢方薬と休肝日

一人暮らしということもあり少々煎じに自信がなく、できるかな~と言いながらのスタート。そういいつつも毎日楽しく煎じを作り味もおいしいのでぜんぜん大丈夫。飲み始めて二週間後あたりから腰の違和感が少し軽くなってきた感じがする、もっと驚きは夜中のトイレが5~6回から3回に減ったので夜もぐっすり眠れるようになったのは本当に嬉しい!
だんだん調子がよくなってきて安心したのかお酒の量が増え始めまた痛みが出た!病院で痛み止めを処方してもらってきた。よくなってきたから調子に乗ってしまった・・・やっぱりお酒かね~と反省・・・そこで休肝日を設ける決意!その結果違和感が減り、痛みはまったくなくなっている。
痛みも違和感もなくなってきたから今度は夜中のトイレをどうにかしたい!ということで、肝経湿熱をとりながら、肝腎陰虚を補う漢方薬も一緒に飲んでいただきました。
1ヶ月がたち夜中のトイレの回数は1~2回に減少している。そればかりか目の充血がかなり改善されてきている。いままで小さいころから親戚にはウサギと言われ最近では甥っ子に「ウサギのおじちゃん」と呼ばれていて充血は諦めていたのに、どんどん赤目が白くなっている!毎日鏡で目を見るのが楽しい!今では赤目の部分は半分以下になり充血もひどくありませんひこれでウサギのおじちゃんは卒業だ~と喜ばれています。


執筆者 盛本 直也の画像

執筆者 盛本 直也
  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談

漢方ノートについて

「漢方ノート」は株式会社漢方みず堂が運営する情報サイトです。漢方や病気、生薬の知識や現場で活躍する漢方専門薬剤師の生の声を日々発信しています。
漢方に興味がある方から医療従事者まで幅広く活用して頂けるサイトです。

弁証論治による漢方方剤選定の手引き

漢方薬剤師募集


  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談
<運営会社情報>
漢方ノートは
株式会社漢方みず堂が運営しています。