五味五性(ごみごせい)

2016年6月7日

マクロビオティック

五味五性(ごみごせい)

食べ物の五味五性

食べ物には五味五性というものがあります。

毎日当たり前のように行っている「食べること」は薬を飲むことよりも未病を防ぐためには必要不可欠なものと考えられています。中国では身体の調子が悪くなったら、病院に行く前にまず、それを是正する食性をもつ食べ物で中和するという考え方があります。今回はあまり知られていない「五性」のお話しをいたします。

五性

食材によって熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つの性質に分かれます。

熱性・温性に分類される温熱性の食べ物は、身体を温め、新陳代謝を高めてくれます。寒性・涼性に分類される寒涼性の食べ物は、身体を冷やし、鎮静、清熱などの作用があります。「温と熱」「寒と涼」は程度の差です。また寒熱どちらにも偏らない性質を平性と言います。
温性・熱性:身体を温める。身体が冷えている時に使う。
寒性・涼性:身体を冷やす。身体に熱がある時に使う。
(寒熱いずれの性質がないものを平性)
この食べ物の五性を利用した食べ方を実践すると、身体に負担をかけずに内側から体質を変えていくことができるようになります。身体のうちなる声を聞いて、今身体は何を欲しているのかに耳を澄ますことができるようになれば、自分自身がホームドクターになれるのではないかと思います。

冷え症がひどく、夏場でも厚手の靴下や腹巻が必要な方は身体を温める食べ物(温性・熱性のもの)を意識して摂ると良いと思います。反対に、冬場でも暑がりで汗をかく方、のぼせやほてりのある方は身体を冷ます食べ物(寒性・涼性)を意識して摂ると良いと思います。

食材例

以下にそれぞれの食べ物の五性の食材例を示します。是非、日頃の食養生にお役立てくださいね。

【野菜類】
温熱性:玉ねぎ、かぼちゃ、にら、ねぎ、生姜、アスパラガス、ブロッコリー、しそ
平性:とうもろこし、里芋、さつまいも、じゃがいも、キャベツ、にんじん、しいたけ
寒涼性:れんこん、たけのこ、ほうれん草、大根、トマト、キュウリ、ごぼう、レタス
【穀類・豆類】
温熱性:玄米、もち米
平性:あずき、そら豆、黒豆、豆乳、大豆、米ぬか
寒涼性:もやし、枝豆、豆腐、小麦、そば
【果物・乾果】
温熱性:もも、みかん、栗、さくらんぼ
平性:すもも、青梅、ぶどう、落花生
寒涼性:柿、バナナ、なし、さとうきび、キウイ、スイカ、メロン、リンゴ、びわ
【魚介類・海藻類】
温熱性:えび(大正えび、車えび)、アワビ、太刀魚、いわし、さば、あじ、ぶり
平性:さけ、いか、うなぎ、すずき、ひらめ
寒涼性:のり、こんぶ、かに、はまぐり、うに、シジミ、あさり、牡蠣、ひじき
【肉類】
温熱性:鶏肉、牛肉、羊肉、レバー、鹿肉
平性:鴨肉、豚肉
寒涼性:アヒル、兎肉
【調味料・その他】
温熱性:みそ、黒砂糖、酢、油(大豆、菜種)、ワイン、清酒、焼酎
平性:はちみつ、ごま
寒涼性:白砂糖、コーヒー、牛乳、緑茶、塩、しょうゆ、ごま油、ビール

 

 

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執筆者 漢方みず堂
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