梅雨時の過ごし方~不調の原因は腎・胃にある~

2016年6月23日

マクロビオティック

梅雨時の過ごし方~不調の原因は腎・胃にある~

沖縄ではもう梅雨明けしたようですが、だいたいの地域は梅雨の季節ですね。梅雨について考えてみたいと思います。

【梅雨時の不調の原因】

6月半ばから7月にかけて梅雨期に入りますが、この頃になると不調を訴える人が増えてきます。

これは雨によって湿度が増すことで、体内の水の循環役である腎臓(腎・膀胱系)の負担が増えるからです。人体は皮膚から汗として体内の余分な水分を発散処理していますが、湿度が高くなると空気中に汗をあまり蒸散できなくなるため、尿にして処理しなくてはならず、そのため腎臓の負担が増すのです。結果、むくみや冷えが出やすくなります。

そして腎臓と共に湿度に弱いのが胃(胃・脾臓系)の働きで、空気中に水分が多くなると、ゆるむ、下がる、飛び出る、手に力が入らない、といった体が陰性化するヘルニアのような症状や、きつい、だるい、疲れやすいといった慢性的な疲労症状、やる気が起こらない、気が滅入る、落ち込むといった気力の停滞状態などが起こりやすくなります。

【太陽光線不足がもたらす不調】

さらに梅雨時に不調が起こるもう一つ原因として、太陽光線の不足があげられます。

雨雲によって光がさえぎられる時間が多くなると、眉間の松果体から分泌されるメラトニンホルモンの分泌が悪くなり、睡眠障害や免疫力が落ちる状態を招きます。また、太陽紫外線によって機能が整えられていた甲状腺や性ホルモンの分泌も悪くなり、体全体の免疫力が落ちて感染症などの疫病が発生しやすくなるのです。

また太陽紫外線には殺菌、抗菌という働きがあることが知られています。洗濯物や布団を天日干しをすると気持ちがよいのは、汚れやバイ菌が紫外線によって殺菌され、心地よい状態を作ってくれるからといってもよいでしょう。ところが、梅雨期になると太陽の光の不足と空気中の湿度の増加によって、バイ菌が繁殖しやすい状態になります。そのため、この時期に食中毒が増えるのです。

 

次回は梅雨のおすすめ食材と梅雨時に避けたいものについてのお話をします。

梅雨時のおすすめ食材・NG食材

 


執筆者 長谷川 雅子の画像

執筆者 長谷川 雅子
薬剤師として調剤の仕事をしていてこのままでいいのか疑問を感じていました。
本当に良くなるにはどうしたらいいのか探していく中で、人は食べたものでできていることや、さらには気持ちが大切という当たり前のことに戻ってきました。
お客様と一緒にお客様にとって良い方法を考えていきたいです。

同じカテゴリーの記事を読む

漢方ノートについて

「漢方ノート」は株式会社漢方みず堂が運営する情報サイトです。漢方や病気、生薬の知識や現場で活躍する漢方専門薬剤師の生の声を日々発信しています。
漢方に興味がある方から医療従事者まで幅広く活用して頂けるサイトです。

弁証論治による漢方方剤選定の手引き


<運営会社情報>
漢方ノートは
株式会社みず堂が運営しています。