僕の断食体験vol.6~持続する集中力~

2016年8月10日

マクロビオティック

僕の断食体験vol.6~持続する集中力~

実はまだ断食2日目です

私の背ほどのガラス戸付の本棚が部屋の壁2方面を占め、ガラス戸越しにマクロビオティックや様々な食事療法について雑誌や書籍で隙間なく収められていました。

目移りする中、適当に書籍を手に取りパラパラと何冊か流し読みしては、また次の本へ。今の自分の知識に合ったものはないかと端から手をつけていると、妙に難しそうなタイトルの本に目が留まりました。

「無双原理・易(桜沢如一著)」

タイトル通り、化学式が随所に見られる少し難解そうな内容・・・。
桜沢如一が世界に普及させたマクロビオティック(正食)の基礎とその原理について解説した書籍ということで、これまで正食(マクロビオティック)については表面的な勉強だけしかしてこなかったこともあり、よい機会なので読んでみることにしました。

内容は、これまでの私のマクロビオティックのイメージを覆すもので、正直驚きました。
食事療法の一種だと思っていた自分のマクロビオティックが、これほどまでに化学的な考えの基に作られたものだったとは・・・。
しかもそれが陰陽論にも適う独特の視点で書かれていて、改めてすごい方であることを実感しました。
様々な西洋科学的な視点や東洋哲学的視点からの分析や解説をしつつ、最終的にはナトリウムとカリウムの量的関係が食物の陰陽を決定するというシンプルな結論に至るものと理解しました。(実際はもっと奥深い理論で、私の認識がまだ不十分の為この程度の理解しかできませんでした。)

一気に読み終え、初めて無双原理に触れた感動と充足感でしばらく天井を見上げていました。

そして、普段の私なら、難しい本を一気に読み終えられる集中力と精神力はないはずですが、それができたのも断食によるものだと思います。

「免疫力を上げる一生ものの食べ物・食べ方(田中愛子著)」

もう1冊は読みやすそうなものを。桜沢如一の直弟子である田中愛子さんが綴る、病気にならない365日の食事・生活・手当て法がイラスト入りでわかりやすく書かれている本です。

16時の夕食

夕食は、カタクリと呼ばれるもので、昆布と椎茸のだし汁に醤油をいれ、かたくり粉でとろみをつけたものがお茶碗に1杯。

トロッとした薄茶色の液体とも固体とも言えぬもので、具はないので、蜂蜜の様でもありました。

スプーンですくい、少し渇いた口へ運ぶと、フワッと椎茸の香りが漂います。

気になる味は、説明通りの味。
まずくはないが、お世辞にも美味しいとも言えないものではありましたが、明日の朝まで水しか飲めないということを思うと、自然に感謝の念が湧いてきます。

この出汁の昆布はどこの海で育ち、何を食べて育ち、誰に収穫され、どうやって運ばれて、調理されたのだろう。

椎茸は・・・。小麦粉は・・・。と思いを馳せながら食べると、美味しいというよりも有難いという味覚が舌で開発されているような感覚になります。

美味しいか美味しくないか、多いか少ないか、ではなく、「感謝」をいただく食事というのは、格別の味です。

一方で、明日の朝まで水しか飲めないという条件になって、やっとそのようなことに気がつく自分は恥かしくもありました。

お茶碗一杯の夕食を20分ほどかけて終え、作ってくれた女性へお礼を言いたくなり台所までお盆とお茶碗を運びにいきました。

まだ台所にいた女性に丁寧にお礼を告げると、お風呂の準備ができていると教えていただけたので、早速準備に部屋に戻ります。

時間は16時半。

まだ外は明るい中、お風呂に入れる幸せを感じつつ、湯船の熱湯には最大限警戒しながら、入浴。

少しお腹が薄くなった気がして、同時に体重を測っていなかったことに気がつきました。

脱衣所にあった体重計で測ってみると、体重は64.6kg。(おそらく500g程度痩せたと思います。)

時間は17時。就寝(24時)まで7時間・・・。

その後も、集中力は持続し、持参した本を読み続け、2日目の夜は更けていきました。

<次に続く:僕の断食体験vol.7~冷たい水は飲み込めない~

 

※関連記事

僕の断食体験~プロローグ~

僕の断食体験vol.1~初日~

僕の断食体験vol.2~目覚めの良い朝~

僕の断食体験vol.3~陽性の飲み物「梅醤番茶」~

僕の断食体験vol.4~環境による心への影響~

僕の断食体験vol.5~初めての体験~

僕の断食体験vol.8~ちくわの誘惑~

僕の断食体験vol.9~3日目の脱力感~

僕の断食体験vol.10~心と身体はどちらが強い?~

僕の断食体験vol.11~ついに脾気虚・肺気虚になる~

僕の断食体験vol.12~癌(ガン)と正食~

僕の断食体験vol.13~力みなぎってきた5日目~

僕の断食体験vol.14~命とは、生とは、死とは~


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執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
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