肝風内動(かんふうないどう)によるめまい・動悸

2016年9月1日

自律神経失調症と漢方

肝風内動(かんふうないどう)によるめまい・動悸

39歳の女性

動悸、めまいのお悩み。

一年くらい前から、月に1~2回寝る前に動悸や息苦さを感じることがありました。横になれば15分ほどで落ち着くことが多く、原因は甘いものやコーヒーを摂った時や、曇りの日に多いような…でもはっきりとした原因はご自分でも分からないご様子でした。

それが今年に入り、ほぼ毎日、立ちくらみとめまいが起こるようになり病院で検査しても異常がなく、医師から「自律神経が原因では?」と言われたそうです。

毎朝、仕事中に突然くるクルクル回るようなめまいと、キーンという耳鳴り、聞こえづらくなる耳の圧迫感。思い通りに体が動かないことでストレスを感じ、仕事にも支障が出る…そうすると気持ちに余裕がなくなり、周りに当たってしまう。

ひどくなり始めたころと同じころ、車の中や、映画館など暗くて狭いところが苦手になってきた。

だんだんひどくなっていく症状と、今までなかった症状もでてきて、不安感が強くなっていました。

肝風内動(かんふうないどう)

他にもよくよくお伺いすると、ここ1年疲れやすい、寒がり、手足冷え、頭痛、体・足が重い、顔と足のむくみ、耳鳴り(高音子供のころから)、のどのつかえ感、便秘下痢交互、小便夜間1~2回、寝つき悪い、熟睡感なし、生理痛、PMS(2年前からイライラ)と様々な症状が出ていました。

漢方的には、まず基本的に脾胃気虚(ひいききょ)といって、胃腸が虚弱。そうすると体に栄養や潤いを与える「血」が不足します。血の不足の影響が顕著にでるのは「肝」です。そこにさまざまなストレスが積もり積もって弱った肝はコントロールがきかなくなり、肝風内動(かんふうないどう)が起こります。気が体の上部でグルグルしてしまう状態なので、めまいや動悸が起こります。※肝風内動について詳しくはめまい、耳鳴り、頭痛には熄風剤(そくふうざい)をご覧ください。

漢方と呼吸法

漢方を飲み始めて2週間、夜中に息苦しい感じはあったけど、動悸とめまいが出てない!

1ヶ月後、1日だけ動けないくらいだるい日があったけど、動悸がからくるイライラ感、不安感は減っている。周りへ当たることもなくなってきた。

2ヶ月後、3日間くらい夜に動悸があったけど、めまいはでてないし、それ以外も調子よい!

2ヶ月半後、息苦しさが減ってきている。体調が良いせいか、気持ちにも余裕がでてきて、ストレッチなど体を動かし始めた。大きな音はまだ苦手だけど、車の中でも不安感は感じなくなってきた。

深呼吸は自律神経のバランスを整える効果もあるため、最初にお伝えしてから、ずっと実践されています。「リラックスするからすごくいいですよ。」とお話しされていました。

年齢的にも少しずつお体が変わり始める時期。今出来ることを漢方だけではなく、養生も実践しながら、これからも健康に年を重ねていけますように、私も一緒に考えていきます。

 

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執筆者 江藤 聡子
母親の影響を受け、幼いころからいつか漢方に携わる仕事がしたい!
そんな想いがやっと通じました。

「皆様にもっと元気に健康になっていただきたい!」
そんな想いで、お客様とのご縁を大切に日々頑張っています。
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