優しすぎるがゆえに病気になった娘さん

2016年10月18日

自律神経失調症と漢方

優しすぎるがゆえに病気になった娘さん

優しすぎるくらい優しい子

まだ30歳前半の娘さんの相談で、お母様とご本人がいらっしゃいました。

お母様がラジオでの私の話を聞いていたらしく、娘を良くするのはここしかない!と意を決して連れていらっしゃいました。

まず堰を切ったように話されたのはお母様。

 

娘は大変いい子なんです。

優しすぎるくらい優しい子なんです。

それが、半年前、下の妹が結婚して、自分はいないほうがいいと言い出した。

友達も結婚していって、自分だけ一人。

そのご結婚するお友達のプレゼントを何にしようか、考えられず申し訳ないと泣いている。

ずうっと泣いている。

 

との事。

 

仕事も自分ひとりでは行けなくなり、お母様が連れて行っているとおっしゃっていました。

ご本人から話を聞こうとしても、ずうっと泣いていて、なかなか聞けなかったのですが、ポツリポツリ話をしてくれたのは、とにかく色々な事に不安があるんです。との事でした。また、

①動悸がある。②頭が締め付けられる。③胃のあたりも締め付けられる。④胸も締め付けられる。という事でした。

すべてを自分で抱え込み、自分のせいにしてしまう

優しすぎるが故に、すべてを自分で抱え込み、自分のせいとしてしまい、病気になっている典型のようでした。

そこから、じっくりとその方と向き合い、

自分を褒めること。

ここまで来れたのも大きな一歩。だからだいじょぶですよ。

治したいんですよね。

だったらよくなりますよ。

良くなると強く思う事。

だいじょうぶですよ。

というようなことを話して、拙著「感謝からはじまる漢方の教え」も読んでいただく約束をして、漢方をお渡しいたしました。

1ヶ月後には明るい笑顔

それから、お母様とのやり取りの記録です。

1日後には娘さんが昔の明るさに戻ったとのこと。

3日後には動悸がとまった!とのこと。

7日後にはちょっとまた元に戻った感じで、少し泣いている。

14日後には、自分で運転して会社に行けるようになったとの事。

20日後にはすごくよくなった!とうれしい返事。

1か月後のご来店時には、明るい笑顔でした。ただ、疲れがたまると少しマイナスになるけども、ほとんど大丈夫です!との元気な返答が聞けました!動悸も大丈夫。

まだ1か月目なので、波があるかもしれませんので、量を減らして続けて行くことに。

人がる薬やんど

この例もそうですが、漫然とした不安感や、なぜか涙が出るとか、心配でしょうがなかったり、夜眠れないという症状の方には漢方は本当によく効くと実感致します。

それよりも何よりも、ご本人が「必ず治したい」という前向きな気持ちがそうさせて、治ると信じる心が回復に向かうものです。

そのお手伝いをするのが漢方薬であり、我々相談員でもあると思っています。

「人がる薬やんど」沖縄の言葉で、人が薬。

まさにそうありたいと日々精進していきたいと思います。


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執筆者 河端 孝幸
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。
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