漢方薬は「効く」と思って飲むと効果が上がる

2016年11月10日

自律神経失調症と漢方

漢方薬は「効く」と思って飲むと効果が上がる

第一印象とは全く違うお悩み

59歳の明るく笑顔の女性からのご相談でした。

「眠れない、安定剤を飲んでもすぐに目があいてしまう」「痰が多かったり、つまったような感じがしたり」「いつまでも気にしてしまう。昔は明るくておてんばな女の子だったのに、いつの間にか言いたいことが言えない性格に・・・」

第一印象からは全く違うお悩み。そして、「明るくて元気なお母さんになりたい!」 症状のことよりも何よりも、それが一番の気持ちなんだろうな、と感じる一言でした。

梅核気

自律神経が乱れると、肝という全身の巡りを司る機能が失調し、その影響が肺の方に出ることもあります。

ストレスにより、痰が多くなったり肺・のどがつまったように感じたりすることは、東洋医学でも『梅核気』という言葉があるくらい、よくある症状です(最近はCMでも言われるようになりましたね)。

今 回はそういった、肝と肺のバランスをとってくれる漢方薬を飲んでいただきました。

効くと思って飲む

飲み始めて10日のとき。「まだ効果がない」「期待しすぎてしまう」「本当に効くのかな?」と不安そうなご様子。そのときにお伝えしたのは、「信じて、焦らずに」ということ。同じ薬を飲んでも、そのときの気持ちによって効果が変わるということは、西洋薬の『プラゼボ効果』という言葉でも有名です。せっかく飲むのであれば、「絶対効く!」と思いながら飲んだほうが、不思議と効き目も良くなります。そして、焦らないこともとても大切。焦ることは、よけい自律神経を乱してしまい、逆に漢方の効果を弱めてしまうかもしれません。身体は一朝一夕では作られないもの。でも毎日作られているものです。毎日少しずつ、身体にとって良いことができること。それを一歩一歩、「今日もできた!」と感じながら進むことが、だんだんと大きな一歩に、必ずなっていきます。

飲み始めて1ヶ月。痰が出るには出るけど少ない、寝つきも良くなってきている。つかえ感がなくなったと、嬉しい変化が出てきました。

2ヶ月目には、安定剤なしでも眠れることが出てきた。

3ヶ月目には、飲んでいた痰の薬をやめれるほどに。

その後も、ちょっとした不調があったこともありましたが、1年半経った今では漢方の量を減らしてもとても体調よく過ごされています。

何より、いつお話ししても明るく大きい声で、「元気だよー!」と楽しそうな笑顔をされていることが、とっても嬉しいです。

 

漢方みず堂杏林堂薬局ピーワンプラザ天王店 河野 亜由美

 

※梅核気の記事

喉のつまりは梅核気(ばいかくき)


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