僕の断食体験vol.11~ついに脾気虚・肺気虚になる~

2017年2月15日

マクロビオティック

僕の断食体験vol.11~ついに脾気虚・肺気虚になる~

4日目にして脾気虚の倦怠感

今日は7時半からの静坐は行なわれない為、寝起き後はいつも以上にゆっくり過ごす事にしました。

昨日の疲れはさほど感じませんが、やはり全体的に力が入らない感じが続いています。

特に手足が重だるい・・・。

普段は実証の僕ですが、この時はこれが脾気虚の倦怠感か・・・と初めての体験をしました。

「脾」は飲食物を吸収し栄養に変え、全身に栄養を運び、また筋肉や手足の栄養状態を保つ働きをしています。

その為、脾のエネルギー不足である脾気虚により栄養となる気血が不足すると、全身の倦怠感とともに、筋肉四肢も滋養できずに力が入らなくなります。

胃腸はすでに空っぽでしたが、ついにエネルギーも空っぽになりつつあることを実感できます。

ここから先、いよいよ断食の苦しさが待っているのかと改めて覚悟を問われているようでもあります。

脾気虚になると寒さもこたえる

そういえば、痩せたせいか寒さも以前よりも感じやすくなった気もします。

ゆっくりしていても、寒いだけ。力は入りにくいですが、幸い日々の山歩きなどで筋肉は引き締まっているように見えます。

よし、体を動かして温まろう。一度ストーブで温まってから、すばやく着替えて部屋を出ます。

寒がる気持ちは無視して、ただただ凍りつきそうな外の流し場へ行き、一気に洗顔。

そして、渇いた口内を少量ずつの冷えた水で潤わせます。

昨日よりも冷水に喉は抵抗をしているようでしたが、寒さのせいもあり、一気に飲み込み、胃がひんやり。

気虚のせいもあり、胃の中で寒邪が悪さをしないようにと、慌てて腹にグッと力を入れて抵抗をします。

そういえば、まだお通じがない。宿便らしき塊を腹に微かに感じますが、微動だにしません。

身支度を整えてから少し外を散歩。

それから大広間に赴くと、いつもの梅醤番茶セットが用意されていました。

梅干が目に入るだけで、渇いた口内に一気に唾液が溢れます。今日もまた、広間に一人。ヒーターの音の中で梅の実をほぐします。

もう慣れたものです。手早く種を外し、湯のみの中で梅をほぐし、醤油を注ぎ、、、過ぎました・・・。

後戻りはできず、今日はいつもとは違う辛めの梅醤番茶をいただくしかありません。

冷えやすい体には丁度良い!と自分に言い聞かせつつ、調子に乗ってはダメだと反省・・・。

いや、これは気虚のせいだ。と一人で無意味なやりとりが行なわれましたが、恐らく両方ということで決着。

一口ずつ飲んでは体に馴染むのを感じて、それからまた一口・・・。

自然に丁寧にいただきます。

ごちそうさまでした。といつも以上に合掌に力を込めたくなります。

本当に美味しい。そして有難い。

天の気と地の気

外は先日と同じ気温、そして今日も晴天。

気虚のせいで、いつも以上に意識をしないと階段でつまずきそうな気もします。

一歩ごとを意識すると、自分の意思で歩いているという実感が湧きます。

気虚になり、普段は感じない「気」の存在を少しだけ感じることができているようです。

「気」の力によって、体はスムーズに、イメージした通りに動かす事ができるのだと実感します。

地の気の一部である飲食物を断っている中で、頼りになるのは太陽の光や綺麗な空気である天の気と、磁場のエネルギーである地の気です。

今こそ、それらのエネルギーを取り入れ、天の気や地の気を感じるチャンス。

山頂に近い所まで上り詰め、太陽に正対し日光を浴びながら、深い呼吸、そして足の裏からもエネルギーを吸い込むイメージで立ちます

30秒ほどおこなうと体も温まり、何だかエネルギーが入ってきたように一瞬感じましたが、素人がすぐに出来る訳もなく・・・。(後から知りましたが、本当は1時間くらいおこなうそうです。)

しかし、気持ちは晴れ晴れ。心地よい疲労感を得ることができました。

肺気虚で声が出ない!?

さて、道場に戻り、部屋で10時の味噌汁(今日は何と刻みネギ入り!!やったー!)を一人で、ニヤニヤしながらいただき、10時半にはヨガを終え、廊下で一息。

と、電話の着信音を久々に聞きました。

会社の人との久々の会話に嬉しさも込み上げて通話ボタンを押します。

「もしもし・・・。」「あれ?!もしもし・・・」

声を張ったつもりが、思った以上に声が出ない!!

久しくしゃべっていないからだろうと思い、言いなおしても声の大きさはさほど変わりありません。

自分ではないようでおかしく感じます。電話の向こうも、この状況にウケています。

呼吸器系もエネルギー不足・・・。漢方的には肺気虚ですね。

どんどん空っぽになっていきます・・・。

 

<次に続く>

 

※関連記事

僕の断食体験~プロローグ~

僕の断食体験vol.1~初日~

僕の断食体験vol.2~目覚めの良い朝~

僕の断食体験vol.3~陽性の飲み物「梅醤番茶」~

僕の断食体験vol.4~環境による心への影響~

僕の断食体験vol.5~初めての体験~

僕の断食体験vol.6~持続する集中力~

僕の断食体験vol.7~冷たい水は飲み込めない~

僕の断食体験vol.8~ちくわの誘惑~

僕の断食体験vol.9~3日目の脱力感~

僕の断食体験vol.10~心と身体はどちらが強い?~


執筆者 伏見 浩幸の画像

執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談

同じカテゴリーの記事を読む

漢方ノートについて

「漢方ノート」は株式会社漢方みず堂が運営する情報サイトです。漢方や病気、生薬の知識や現場で活躍する漢方専門薬剤師の生の声を日々発信しています。
漢方に興味がある方から医療従事者まで幅広く活用して頂けるサイトです。

弁証論治による漢方方剤選定の手引き


  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談
<運営会社情報>
漢方ノートは
株式会社みず堂が運営しています。