長年のアトピー体質には漢方薬とスキンケアと生活改善!

2017年7月25日

アトピーと漢方

長年のアトピー体質には漢方薬とスキンケアと生活改善!

23歳、女性

小さい頃からのアトピー性皮膚炎。

ストレスを感じているつもりはないが、皮膚の状態は環境の変化で悪化しやすく、数ヶ月前に体調を崩し、勤めていた会社を辞めて自宅療養中。今までは悪化したらステロイドを塗って治していたが、ちゃんと体質改善がしたいと、食事、生活も見直しはじめたところでした。

初めてのご来店はちょうど梅雨入りした頃。1~2か月前からかゆみがひどくて眠れず、特に目の周りと中が痛くて、涙で余計にかゆい。朝起きたときは目ヤニもすごく目が開けられないほど。体はほてりがあり、体の中の熱がなかなか抜けない感じ、時々頭もぼーっとする。

全体的に皮膚は赤く、潤いがなくカサカサ。首やひじの内側など所々掻いた跡が残り、訴え通り目の周りは特に赤みが強く、ステロイドも使っていたので皮膚が薄くなっていました。

体質は暑がりでのぼせあり、手足の末端は冷え、貧血気味で立ちくらみやめまいも時々、最近は寝不足で疲れが取れず体が重い感じがする、お通じは毎日あるが硬くてコロコロ便ですっきり出ない、生理前に腹痛、お腹の張り、ぼーっとする感じがある。

耗血

小さいころからのアトピー性皮膚炎で、慢性的に皮膚に炎症が起き熱を生じている状態なので、陰血(全身に栄養を届け肌肉を潤す役割)が消耗してしまっている状態。そのため皮膚の乾燥、顔色には艶がない、等の症状がみられます。

とにかく消耗してしまった陰血を補い皮膚を潤し、かつ熱(炎症)を冷ましてあげる。また環境の影響で体調が変化しやすいため、体が柔軟に対応できるような漢方薬を飲んでいただきました。

体質改善の歩み

飲み始め1~2か月は大きな変化はなく、ステロイドは全身へ継続使用。

ステロイドの塗り方を確認したところ、痒みが出るのが嫌だから、痒い部分だけでなく、痒みのない部分へも全体的に塗っていたので、痒み・炎症のある部分だけに塗るようアドバイス。

3か月目、なんとなく肌の調子よい、ステロイドも部分塗り出来ている。体も疲れにくくなっている。まだ時々立ちくらみがあり、目がチカチカする。漢方だけでなく、食事でも血を補う食材を意識してとるようにアドバイス。今日はちょうど土用の丑の日。うなぎは漢方的に肝血を補うため、血が不足している人にはぴったりです!

4か月目、目の周りの赤み引いてきて、皮膚が作られてきている感じがする。化粧水で皮膚が熱くなることがある。辛いものを食べると痒くなる。スキンケアはとにかく保湿をしっかり!

6か月目、秋口。ほてりはないが、少し乾燥を感じる。夜以前のように起きるほどではないが掻いていることがあるので、夜寝る前だけステロイド塗っている。めまい、立ちくらみはもうない。お酒飲んだ次の日は顔の赤み出るが、普段はほとんど気にならなくなり、少しずつお化粧もできるように!季節的にも乾燥を感じるようになってきたので、よりお肌の潤いを強化するドリンクを追加。

7か月目、皮膚の質感がよくなっている。以前はこの時期でも日中外に出ていると乾燥と日焼けで肌がバリバリになったが、今は大丈夫。ステロイドはかゆみ、赤みの強い時だけ使っている。年末年始でイベントが増えるので、お酒の飲みすぎ、甘い物の食べ過ぎ注意!

9ヶ月目、肌の調子良い、皮膚が丈夫になってきた感じがする。生理前だけ痒みでてくるのでステロイド使っている。

スタートから1年が経過。1年前が嘘のように肌はしっかり潤い、丈夫になってきています。数ヶ月前からは新しいお仕事も始まりましたが、環境の変化でも悪化することなく良い状態を保てています。むしろ肌が元気になったことで、楽しめることが増え、表情も以前より明るくなりました。

漢方薬+α

皮膚疾患の改善には、漢方薬で内側からしっかり根本治療していくのと同時に、外側からのケア(特に保湿)、基本的な生活スタイルや食事の見直しもとても大切です。逆に言えば、折角体質に合った漢方薬を飲んでいても、他がそのままだと効果が半減!

漢方みず堂では、専門相談員が漢方薬だけでなく心食動休環のアドバイスもしていきながら体質改善を応援していきますので、ぜひご相談にいらしてくださいね。

 

漢方みず堂ヴァインドラッグ末吉薬局 山城 奈央

 

 

 

 

 


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執筆者 漢方みず堂
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