不眠と関係する情緒は「怒・憂・思・悲」

2017年9月12日

不眠症と漢方

不眠と関係する情緒は「怒・憂・思・悲」

40代後半の女性

2ヶ月前に子宮と卵巣の摘出手術をされ、1ヶ月前に仕事復帰。その後、1時間ごとに目が覚め、翌日の仕事にも支障が出始めたそうです。この1ヶ月は午後からが辛く、頭がぼーっとしはじめ、眠気が襲ってきて、体を動かしながらなんとか仕事をこなしている様子でした。

3年前にも自律神経失調症で不眠になり、1年間治療していたことも。このときの原因として考えられるのはフルタイムで働くようになってから。

今回は明らかに手術の影響。術後に仕事に復帰できるのかもとてもご不安だったそうです。

「眠れるようになりたいんです。」という切実な訴えに、毎日眠れない日々を過ごされているお気持ちが痛いほど伝わってきました。

体質としては、疲れやすい、暑がり、手足お腹腕の冷え、汗かき、肩背中こり、足が重い、足首むくみ、頭痛、低い耳鳴り、動悸、便秘気味、5年前子宮筋腫、16年前ネフローゼ症候群

ちょっとしたことがきっかけで不眠になる

ほとんどの方が、ちょっと心配事や興奮した後や体調が悪い時など眠れなくなった経験があると思います。

漢方では七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)が長時間過度に続くと、様々な臓腑に影響を及ぼすと考えられます。

心身一如(しんしんいちじょ)~心と身体は一つのもの~とも言います。

不眠と特に関係の深い情志は「怒・憂・思・悲」の4つです。

今回も仕事に復帰できるのか不安に思いすぎたことが不眠の原因になっていました。

不眠からめまいへ

漢方を始めて1週間で寝つきがよくなり、1時間ごとに起きるもの、すぐに眠れるように。

1ヶ月後には、1日2回くらいしか起きなくなり、熟睡感も出てきたとのこと。

3ヶ月後、週に1~2回ぐっすり眠れるようになりました。

半年経った頃にはすっかり眠れるようになりましたが、この頃から仕事のことが原因でモヤモヤし、めまいが気になるようになってきました。ここで、めまい中心の漢方薬に変更しました。

10ヶ月後、睡眠は気になることはないものの、めまいは続いている状態でした。水の巡りが大きく影響しているようでしたので、夏場は身体を冷やしたいと2.5L/日水分を摂られていたため、水分量も減らしていただきました。

そうすると春に出ていた目の周りの赤みとかゆみも減り、むくみやめまいも出なくなってきました。

また以前は汗が止まらないことで周りの目も気になっていたそうですが、ダラダラと続く汗が、ピタっと止まるようになったこともとても喜ばれていました。

 

これからもお仕事もプライベートも充実した日々がお過ごしいただけますようにサポートを続けていきます。

 

 

 


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執筆者 江藤 聡子
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