麻黄(まおう)

2017年10月11日

生薬

麻黄(まおう)

麻黄は、マオウ科シナマオウをはじめとする同属植物の地上茎を乾燥させたものです。

体を温め、発散させる働きを持ちます。

風邪症状に使う漢方薬として有名な、葛根湯、麻黄湯、小青竜湯はいずれも麻黄を含み、発散の力で風邪を治します。

■麻黄の効能

○発汗解表

汗腺や呼吸器など体の表面の機能を活性化させ、体に入り込んでくる、冷気・風・ウイルスなどを追い払います。

○止咳平喘

肺を整え、呼吸困難、咳を鎮めます。

○利水消腫

停滞している水を散らします。上半身のむくみや、関節などの腫れを引かせます。

■麻黄を含む漢方

○風邪の初期に・・・葛根湯、麻黄湯、麻黄附子細辛湯

○鼻炎に  ・・・小青竜湯

○咳、喘息に・・・ 杏蘇散、麻杏甘石湯、神秘湯

○関節痛などに ・・・薏苡仁湯、麻杏薏甘湯、越婢加朮湯

○体に色々と溜め込んでいる人に・・・五積散、防風通聖散

■麻黄の注意点

麻黄は、発散する力が強い為、合わない体質があります。

・体力がなく、汗がだらだら出る人

・痩せ型でほてりやすい人、高齢者

・胃腸が弱い人

・妊娠中

・心疾患、甲状腺疾患などの持病がある人

また、神経を興奮させる〝エフェドリン“を含む為、眠れなくなることがあります。

風邪薬の代表“葛根湯”が使えない、という方には、発散力がマイルドな漢方薬があります。

体質に合うものが、効き目も一番です。


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執筆者 児島 諒子
漢方みず堂 漢方専門相談員

一時的にではなく、体質からの改善につながる漢方に魅力を感じ、大学生で初めての就活をしている中で出会ったのが、漢方みず堂。
漢方は勉強するほど、奥深くておもしろいです。
今の身体の状態をつくっている心の持ち方、食事、運動、休息など様々なことに目を向けながら、漢方の力を生かして心地よい体づくりをお手伝いできればと思います。
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