僕の断食体験vol.16~僕は断食によって何を得たのか?~

2017年11月21日

マクロビオティック

僕の断食体験vol.16~僕は断食によって何を得たのか?~

7日目の朝

目覚ましと同時に朝7時に起床しました。

毎日、寝て読書をするだけの部屋ですが、毎日掃除をしていても何かしら埃などが溜まっています。

髪の毛や垢が毎日落ちるように、この部屋の中のものも止まっているようで外の落ち葉と同じように常に変化しているのでしょう。

自然とはそうやって変化しつづけ、循環し続けて、より良く、より良くなっていくものだと思います。

そして、私達も自然の一部としての役割があると思います。

自然の流れに沿って自分自身は何をなせば良いのだろうかと、ふと考えます。

人間としてというか、日本人としてというか、例えば毎日の身の回りの掃除に関しても、日本の長年続いてきた文化のようなもので、それは日本人として自然と調和する一つの方法なのかもしれません。

モノを丁寧に扱うことや、モノに感謝すること。一つ一つに宿る神様を敬うこと。

ずっと続いてきたこと。

それを実践することで、心も穏やかになり、自然体になるように感じます。

そして、そういう実感を通じて自然の一部としての人間としての正しい生き方を学んでいるようにも感じます。

7時半の静坐、その後の外掃除と梅醤番茶

断食道場生活も7日目。

ふと、慣れと狎れ(親しみすぎて礼を欠く)が生まれている自分に気がつきます。

極限状態とまではいきませんが、そういう状態でも慣れや狎れが出てくるのが、人間の弱さです。

日常に戻り、どこまでこの感覚を持ち続けられるのか。正直不安です。

日々の当たり前の中に、感動や感謝の気持ちを持ち続けたい。自然体で生きたい。

しかし、自然体で生きるということが、いかに難しいことか、ということも痛感します。

改めて、強い信念を持たなければと考えます。

ここまでを振り返って、僕は断食によって何を得たのか?

スリムな身体や鋭い味覚、自然を観る目と感じる身体などはありますが、一番は、

多くの命や自然によって生かされているという実感。

そして、この実感によって世界との一体感が生まれ、過去から遡る自然の一部としての自分自身、生命としての自分自身、人間としての自分自身を認識することができます。

少し大げさな表現ですが、その入り口に立つことができたような感覚です。

そして、大きな安心感とともに、深い感謝の念も生まれ、見るもの全てが輝いているようにも見えます。

こんな素晴らしい世界に生きていたんだと気づくことにも繋がったと思います。

この感覚だけは忘れたくない。

そう強く思い、今の気持ちをノートにできる限り綴りました。

綴ることで、さらに、さらに深まっていくようでした。

10時。散歩の時間です。

一頻り書き終えてから、外に出ました。心も満たされましたが、明らかに今日は身体が軽い!

空腹にも慣れ、もはやこのまま食べなくても生きていけるのではないかと思えるほどに、身体がすっきりしてよく動けます。

一つ山を越えた。そんな気分です。

 

<次に続く>

 

※関連記事

僕の断食体験~プロローグ~

僕の断食体験vol.1~初日~

僕の断食体験vol.2~目覚めの良い朝~

僕の断食体験vol.3~陽性の飲み物「梅醤番茶」~

僕の断食体験vol.4~環境による心への影響~

僕の断食体験vol.5~初めての体験~

僕の断食体験vol.6~持続する集中力~

僕の断食体験vol.7~冷たい水は飲み込めない~

僕の断食体験vol.8~ちくわの誘惑~

僕の断食体験vol.9~3日目の脱力感~

僕の断食体験vol.10~心と身体はどちらが強い?~

僕の断食体験vol.11~ついに脾気虚・肺気虚になる~

僕の断食体験vol.12~癌(ガン)と正食~

僕の断食体験vol.13~力みなぎってきた5日目~

僕の断食体験vol.14~命とは、生とは、死とは~

僕の断食体験vol.15~人生で一番痩せた日~

 

 


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執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
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