僕の断食体験vol.17~世界の長寿の人に学ぶ生きる秘訣~

2018年1月19日

マクロビオティック

僕の断食体験vol.17~世界の長寿の人に学ぶ生きる秘訣~

断食の功名

身体も軽く力も入るようになり、少し無理をしたくなり、石階段を駆け上がってみました。

呼吸は少し乱れますが、スイスイと上がれて心地よい。そういえば、数日前より寒くない。寒さにもなれてきたせいか、または代謝が上がってきたせいか・・・。

断食によって代謝が上がり、体温が上がるという話は耳にします。

僕の場合は、元々低体温ではない為、何とも証明しようがないのが残念ではありますが、この身体の軽さと程よい力強さと、断食実践による様々な気づきによる精神的な心地よさは実感できます。

改めて断食とは、絶食とは違い、心身ともに非常に良い影響を与えていると感じます。

心身一如

身体にだけではなく、心にも良いというところが断食の真の効果なのだと思います。

「心と体は一つの如し」という意味の「心身一如(しんしんいちじょ)」。

健康においても、心の良い状態が身体を良い状態へ導きます。

漢方相談をしていても、心が整うだけで身体の不調も良くなるということは良く目の当たりにしますが、僕の自然治癒力は、きっとこれまで以上に高まっているのではないかと感じます。

現に、世の中には、奇跡的に難病が快方に向かったり、中には完治する人もいます。

これは、身体の免疫系・自律神経系・内分泌系が力を発揮し、全身の自然治癒力が高まった結果だと考えられます。

自然治癒力が高まるには、食事も大切ですが、それ以上に心の影響が最も大きいと私は考えています。

治りやすい人、または長寿の方に共通するのも、食よりも心の持ち方です。

世界の長寿の人に学ぶ

例えば、ギネス認定の世界一の長寿のジャンヌ・カルマンさん(フランス)(享年122歳)の長寿の秘訣は、

・退屈しないこと
・よく笑うこと
・どうにもならないことで、くよくよしないこと

カルマンさんは、117歳で禁煙するまで愛煙家で、好物はワインとチョコレートだったそうです。

日本で有名な長寿といえば、きんさん・ぎんさんで有名だった、成田きんさん(享年107歳)、蟹江ぎんさん(享年108歳)

お二人の長寿の秘訣は、

・くよくよせずに嫌なこともいいことも忘れること(きんさん)

・グチや不満を腹にためないこと(ぎんさん)

ぎんさんの好物は、フライドチキンだったそうです。

また日本一の長寿としてギネスにも認定されている大川ミサヲさん(享年117歳)の長寿の秘訣は、

・ゆっくり暮らすこと

・8時間寝ること

・おいしいものをいっぱい食べること

・毎日ニュースや国会中継、新聞も欠かさず見ること

さて、ここからは、ギネス非公認(出生の証明がないため)の長寿の方々です。

ムバフさん(享年146歳)(インドネシア)の長寿の秘訣は、

・忍耐と感謝。愛する人がいたから、世話をしてくれる人がいたから

・気軽にのんきに構えること

・喫煙

・のんびりとラジオを聴き流す

李青曇(リ・セイドン)さん(享年256歳)(中国)の長寿の秘訣は、

・心を落ち着けて、カメのように座り、鳩のように歩き、犬のように寝ること

・霊芝、クコの実、朝鮮人参、ドクダミ、ツボクサ、米酒だけを口にする生活を40年以上継続

自然体

病気を克服した体験談などをみても、苦しみの中であっても、感謝や信念の強さ、前向きに生きる心の姿勢をお持ちの人が多いです。

心が自然体だと、より活き活きと生きれますし、感謝の念も深まります。人に優しくなれますし、イライラもしなくなります。

自然体とは、単にリラックスというわけではなく、活き活きと生きられること。生きていること、生かされていることに感謝の念を抱きつつ、よりよく、よりよく。

何事にも喜び、楽しみながら、苦しい時もやりがいを持ちながら生きている状態だと思います。

それが本来の人間の姿。本来の自然体。

そういう状態の時に、幸福感も高まりますし、困難も乗り越えられます。病気も克服しやすくなります。

このように、人間として、力を発揮できる状態が、本来の自然の姿。

これは、特別なことではなく、命を授かった、人間として生まれた誰もが持っている本来の力だと思います。

人間特有の力

色々な事で、本来の姿を忘れてしまうことが、不幸を生み、病気を生みますが、それはある意味、自然が生き方の間違いを教えてくれている。再度、チャンスを与えてくれているとも言えるのではないでしょうか。

現に私もそうですが、病気をきっかけに、より人生を豊かなものにできました。

野生動物はどうかわかりませんが、恐らくこういった修正力は人間特有のものだと思います。何かを生み出し、形にすることができる力を授かった人間だからこその力なのかも知れません。

失敗をしながらも、よりよく、よりよくしていける力。

その力を発揮する事。それが人間としての正しい生き方のように感じます。力を授かった分、その責任を果たす義務もあります。

断食も、本来の自分を取り戻す良い機会になりました。

元気とは、食べ物から得られるものではなく、やはり心から発するものだと実感します。

自然を感じ、感謝の念を持ち、自然体で生きること。

この感覚は一生忘れてはならない事だと思います。

色々な事を深く考えながら、これまでで一番スイスイと軽々しく散歩を終えました。

16時

いつもは、カタクリの時間ですが、今日から違います。

今日で本格的な断食は終わり。復食といって、少し普段の食事に戻す為の食事です。

もっと歓びを持って、この復食の時をむかえられると思っていましたが、正直もっと断食を続けたいという気持ちの方が強いです。

それだけ心身の調子が良く、苦しくもないですし、食に対する過剰な貪欲さが失われているのだと思います。

しかし、食べたくないということもまた不自然で、やはり命をいただく事で生かされているという事を忘れてはいけません。

平常心を取り戻し、目の前のおもゆと梅干に手を合わせて、しばらく黙祷。

有り難くいただく事にします。

 

<次に続く:僕の断食体験vol.18~6日ぶりの食事~

 

 

※関連記事

僕の断食体験~プロローグ~

僕の断食体験vol.1~初日~

僕の断食体験vol.2~目覚めの良い朝~

僕の断食体験vol.3~陽性の飲み物「梅醤番茶」~

僕の断食体験vol.4~環境による心への影響~

僕の断食体験vol.5~初めての体験~

僕の断食体験vol.6~持続する集中力~

僕の断食体験vol.7~冷たい水は飲み込めない~

僕の断食体験vol.8~ちくわの誘惑~

僕の断食体験vol.9~3日目の脱力感~

僕の断食体験vol.10~心と身体はどちらが強い?~

僕の断食体験vol.11~ついに脾気虚・肺気虚になる~

僕の断食体験vol.12~癌(ガン)と正食~

僕の断食体験vol.13~力みなぎってきた5日目~

僕の断食体験vol.14~命とは、生とは、死とは~

僕の断食体験vol.15~人生で一番痩せた日~

僕の断食体験vol.16~僕は断食によって何を得たのか?~

僕の断食体験vol.19~何の為に食べるのか?~

僕の断食体験Vol.20~今、を五感で味わう~


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執筆者 伏見 浩幸
漢方薬の持つ力の素晴らしさとともに、人間の持っている力もすごいなぁと日々感じています。漢方薬だけではなく、私たち自身も相談員としてお客様の「薬」なることはもちろん、今、色々なご病気で悩まれている方々も、授かった命と一緒に当然備わっている自分自身の自然治癒力に自信を持ち、自分自身が「薬」になるお手伝いができればと考えています。そんな願いを込めて一話一話を綴らせていただきます。どうぞよろしくお願い致します。
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