スーパー発酵食品〜醤(ひしお)〜

2018年8月13日

マクロビオティック

スーパー発酵食品〜醤(ひしお)〜

免疫力を上げたいなら腸内環境を整える!

体を病気から守る免疫の大部分は腸が担っています。人間の腸には100兆~1,000兆個の菌が住んでいるといわれおり、大きく分けると善玉菌、悪玉菌、日和見菌です。善玉菌が増えると身体に良い成分ができて免疫力が上がります。善玉菌を増やし、腸内環境を整えることが体を丈夫にするためには必須かもしれません。

善玉菌を増やすには、良質な発酵食品を摂取するのが近道です!

巷では納豆やヨーグルトが腸内環境改善に良いといわれていますが、マクロビオティックの世界では納豆「陰性」。つまり体を冷やす性質があるとされていますし、乳製品は体を汚すものとされています。そもそも納豆もヨーグルトも冷蔵庫から出してすぐに食べるので、胃腸や内臓は冷えてしまいます。

そこでおすすめなのが、醤(ひしお)。日本の風土や食文化に根ざした発酵食品です。ひしおとは大豆と大麦をひしお麹で発酵させた日本古来の調味料。醤油や味噌のルーツとも言われているので、発酵食品の中でも陽性寄りで、体を温めます。とてもコクがあり、甘みと塩気のバランスが良く、単品でも、また様々なお料理にも使える万能調味料です。

発酵とは?麹菌は酵素がたくさん!

発酵は発酵菌(微生物)が食品を食べて(分解して)繁殖し、食品の成分を変え、全く別の成分を生み出します。ひしおの場合は麹菌の発酵により発生するプロテアーゼが大豆のタンパク質をアミノ酸に、アミラーゼが大豆や麦のでんぷん質を糖に変化させます。それが自然な“旨み”や“甘み”となります。プロテアーゼやアミラーゼは酵素の一種。他にもたくさんの酵素を含んでいます。また、麹菌に含まれるコウジ酸には肌のシミの原因であるメラニン色素の生成を抑える美白作用、有害金属を体外に排出するキレート作用があることがわかっています。

つまり、腸内環境を良くするだけでなく、代謝をうまく行えるようになるなどの効果も期待できますので、美容効果もある食材なのです!

ひしおを作ってみよう!

ひしお

★材料(作りやすい量)

・醤麹(ひしおの糀)・・・・・・・・・550g

・醤油(天然醸造)・・・・・・・・・600ml

・水・・・・・・・・・・・・・・・・300ml

・昆布(あれば)・・・・2枚(7×7cm角程度)

保存容器(3~5L程度の容器。金属製は避ける)

※容器はアルコール(焼酎)で消毒する。耐熱性容器であれば熱湯消毒でも可。

 

★作り方

①消毒した容器に醤麹を入れ、醤油、水を加え、あれば昆布を加える。

②麹を手で全体的によく混ぜ、白いアクがでてきたらまぜ終え、常温で保管する。

③翌日から毎日、1~3回ほど上下に混ぜ空気を送る。

④室温20℃くらいなら2週間ほどで食べ頃に。目安としてはひしおにとろみがでてやわらかくなればOK。そのまま常温で保管すると、さらに発酵がすすむので出来上がったら冷蔵庫で保管してください。(賞味期間は冷蔵保管で6ヶ月)

※容器の内側の汚れはカビが生えないようペーパータオルで拭き取る。※麹を混ぜる時、手はキレイに洗って下さい。

食べ方イロイロ~醤油や味噌の感覚で手軽に使える!

☆そのまま使う

炊きたてのご飯に。温野菜や野菜スティックのディップとして。

大根おろしと一緒に焼き魚に添えて。

ミョウガやシソなどの香味野菜を刻み混ぜ、ふりかけ風に。

☆他の調味料と合わせて使う

ドレッシングを作る

黄金比率  ひしお:お酢:オイル=1:1:1

※お酢・・・米酢、りんご酢やワインビネガーを使うとまろやかな味わいになります。

※オイル・・オリーブオイル、亜麻仁油、エゴマ油もおススメです。

※お好みで甘酒なども入れてお好みのドレッシングを作るのも楽しいです!

他の調味料と合わせる場合は、基本はまず1:1。練りごまやマヨネーズなどと混ぜても。

☆漬け込む

お肉やお魚・・・・材料に塩をふってしばらく置き、でてきた水分を拭き取ってから漬け込んでください。漬け込み時間の目安は5時間程。その際、冷蔵庫に入れて下さい。

 

 

私たちの体は、食べたものでできています。毎日の食事が未来の自分をつくっているんですね。だからこそ、美味しく、楽しく、健康的な食生活を送っていただきたいと思います。

 

漢方みず堂 溝上薬局空港通り店 木原かおり

 


執筆者 漢方みず堂の画像

執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。
  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談

同じカテゴリーの記事を読む

漢方ノートについて

「漢方ノート」は株式会社漢方みず堂が運営する情報サイトです。漢方や病気、生薬の知識や現場で活躍する漢方専門薬剤師の生の声を日々発信しています。
漢方に興味がある方から医療従事者まで幅広く活用して頂けるサイトです。

弁証論治による漢方方剤選定の手引き

漢方薬剤師募集


  • 最寄の店舗を探す
  • テレビ電話相談
<運営会社情報>
漢方ノートは
株式会社みず堂が運営しています。