男性更年期障害~NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」~

2014年12月16日

更年期障害と漢方

男性更年期障害~NBCラジオ佐賀「漢方で健康!」~

NBCラジオ「漢方で健康!」

諸岡さん) 千代樵さん,今日のテーマは何でしょうか?

 

千代樵)はい、今回のテーマは「男性の更年期障害」です。男性の更年期障害は、「LOH症候群」とも呼ばれ、2007年に病気と認められました。

 

諸岡さん) それまでは、病気と認識してなかったんですね。

 

千代樵)そうなんです。女性は閉経後という大きな変化の後に発症するので「更年期障害」というのがわかりやすいのですが、男性には閉経のような大きな体の変化がなく、症状もゆるやかに現れるので、認知されにくかったんです。

 

諸岡さん) そうすると、気がつかないまま苦しんでおる方も多いかもしれないですね。症状はどのようなものですか?

 

千代樵)最初は、原因不明の倦怠感が続く症状が現れます。そして、徐々に女性の更年期障害と同様、倦怠感やめまい、抑うつ、イライラ、不眠、筋肉の衰えなどが現れます。男性特有とされるのは、前立腺の疾患や性欲の減退などです。

 

諸岡さん) なるほど。女性の更年期障害は「女性ホルモン」の低下が原因ですよね。男性も「男性ホルモン」の低下と考えてよろしいですか?

 

千代樵)そうですね。男性ホルモン「テストステロン」は、筋肉の維持や認知機能、脂肪の蓄積を抑制したり、血管を拡張、血流を改善する作用があるのですが、これが減少すると抑うつ症状が現れます。また、テストステロン値が低い男性は、高い人に比べメタボになるリスクが3倍高いとも言われています。

 

諸岡さん) メタボにも影響があるんですね。

 

牟田さん) 治療はどのように進めていくのでしょうか?

 

千代樵)はい。西洋医学では、男性ホルモンの補充療法によって進めますが、漢方を使う方法もあります。

 

牟田さん) 具体的にはどのような漢方を使いますか?

 

千代樵)そうですね、たとえば、メタボ体系の人で、ストレス過剰や過労でイライラする症状の場合、加味逍遙散や柴胡加竜骨牡蛎湯などで、鬱滞した気を巡られて、乱れた気を調整し、自律神経失調の改善をこころみます。

 

諸岡さん) 体に「気の乱れ」があると捉えて、漢方で整えていくんですね。

 

千代樵)そうですね。しかしこれは一例ですので、それぞれの症状によって適切な漢方がありますので、カウンセリングをしっかり受けてから服用してください。

 

牟田さん) わかりました。では、そもそも原因、男性ホルモンの低下を抑えるために、日常で注意することはありますか?

 

千代樵)はい。男性ホルモン「テストステロン」を下げる大きな要因は、加齢とストレスと言われています。忙しくても、ウォーキングなどの軽い運動ができる時間と睡眠時間は、意識してつくる事が大切ですね。

 

諸岡さん) うーん。確かに忙しいとおろそかにしがちです。でも、健康のためですから、意識してとりましょう!

 

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2014年5月21日放送


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執筆者 千代樵 豊
漢方薬については中学生の時から縁があったように思います。
そして大学を卒業してからずっと漢方薬と共に歩んできました。
だからか、人と話をしていると自然と鑑別(漢方薬を決める作業)している
自分がいます。
調剤薬局でも勤務しているため、日々西洋と東洋の狭間で生きています。
一生勉強、一生修行のもと、頑張ってます!

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