体を温める食材~生姜は熱を通すべし~

2014年10月21日

冷え性と漢方

体を温める食材~生姜は熱を通すべし~

生姜の種類は3つ

生姜の入った漢方薬は数えきれないほどありますが、使用目的によって
生の生姜、乾燥させた生姜、蒸して乾燥させた生姜の3種類を使い分けます。

 

①生の生姜
スーパーで売ってある、あの生姜をそのまま使用するのは吐き気などの消化器症状を改善したいとき。
漢方薬では、
呉茱萸湯(冷えて頭痛がして吐き気までするような時の漢方薬)
小半夏加茯苓湯(つわりに有名な漢方薬)
生姜瀉心湯(口臭に有名な漢方薬)
などは消化器症状改善のために生姜が入っているので、生のまま使うのがいいです。

 

②乾燥させた生姜
ほとんどの漢方薬にはこの乾燥させた生姜が入っています。
この場合、生姜の役割は他薬の刺激を緩和させること。
例えば、半夏はピリピリとした刺激性のある生薬のため、必ず生姜と一緒に配合されています。

 

③蒸して乾燥させた生姜(乾姜)
ヒネ生姜を蒸してから乾燥させたもので「乾姜(かんきょう)」と呼ばれます。
熱処理されることで6-ジンゲロールから6-ショーガオールが生成され、身体を温める作用が強力になります。
新陳代謝の低下、冷え症、咳嗽の改善のために用います。

 

漢方薬では
小青竜湯(だらだら流れるような水様鼻水に有名な漢方薬)
大建中湯(お腹を温めて腸の働きを促す漢方薬)
などに「温める」目的で入っています。

体を温めるには熱を通すべし!

カラダを温めるには生姜がいい!というのは皆さんご存知でしょうが、
漢方的には「熱を通すべし」ということです。
我が家では豚汁や中華風卵スープなど、
汁物全般に冬場は千切り生姜を加えています。
たくさん作って翌日の朝も生姜入りスープを飲むことで、「主婦の手抜き!冷え対策」
にしていますが、飲んだ日と飲まない日では午前中の冷え感が全然違います!
どうぞ皆様、「汁物には千切り生姜(朝も晩も)」で温かい冬をお過ごしください。


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執筆者 福田 茜
九州大学薬学部卒 漢方みず堂漢方専門相談員
病院やメーカーを経て、株式会社漢方みず堂へ入社。
3児の母でもあり、妊娠・出産・子育てに関する漢方経験も多数あります。
福岡RKBラジオ「みず堂のなるほど漢方塾」には”優しいあかね先生”として出演しています。

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