漢方では人は見た目で判断する~望診(ぼうしん)~

2015年2月16日

漢方の基礎

漢方では人は見た目で判断する~望診(ぼうしん)~

外を見て内を推察する

「人は見た目が9割」という本が以前人気になりましたね。「人を見た目で決めつけてはいけません!」と教育されている中、このタイトルは非常にセンセーショナルなものでした。

 

漢方では、見た目は重要な要素になります。

「望診」といって、その方がどういった状態にあるのか弁証(診断)する際、見た目を参考にするのです。外をみて、内を推察します。人間の身体はひとつですから、内臓の状態が見た目に影響してしまうのは致し方ないことです。

漢方の世界では、外側への出方は規則性があるとされているのです!経験的に・・・・あるいは、自然の法則に則って・・・。

簡単にご紹介いたします!

 

◎肌

「肌は内臓の鏡」と言うくらい、内臓の状態を表します。

・吹き出物・・・古い血(お血)や毒素がたまっています。便秘の方は吹き出物できやすいですよね。ちょっとくらい吹出物があった方が、そこから毒素を出せるので良いという説も。

・シミ・・・ガソリンの燃えカスです。加齢によるものもあれば、血行不良によるものも。少しくらいあっても、年相応なら大丈夫です!

・乾燥・・・栄養(血)不足です。

・色・・・白=肺(呼吸器系)、黄=脾(消化器系)、赤=心(循環器系)、青=肝(自律神経系)、黒=腎(泌尿器・生殖器・ホルモン系)という具合に、不調があると肌の色も変わります。

 

◎頭髪

「髪は血の余り」です。特に「腎」という先天エネルギーの貯蔵庫の状態も表します。年相応に変化しますし、その変化があったほうが良いです。

・抜ける/細くなる/艶がない・・・①血が足りない。②脂肪がつまっていて血が流れない。③ストレスで血行不良をおこしている。

・白髪・・・「腎」が衰えてきています。年相応がベストです。

 

◎目

ここは「肝」という自律神経をつかさどる場所と深い関係があります。常に目が充血している・・・目がピクピクと痙攣する・・・こんなことがあれば、体が緊張状態にあるかもしれません。

 

 

なるほど~って感じでしょう!

ただ、あくまで弁証(診断)するときは総合的にしていきますし、望診だけではわからないことばかりです。大事なのは、人間だれしも完全な健康体というのはなく、気持ちに喜怒哀楽があるように、体にも波があります。季節や環境に合わせて柔軟性を持って対応でき、悪いことがあっても自然治癒力で治せるのが一番と思います!

 

ちなみに・・・「人格」は見た目で絶対わからない、と私は思います(笑)

 

 


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執筆者 田頭 哉子
漢方みず堂漢方専門相談員
漢方に出会って、考え方や人生観がとても良い方向へ変わりました。
病院やメーカーで勤務していたこともあって、西洋医学と中医学の両面から感じることもたくさんあります。
私自身もずっと漢方をのんでおり、その実体験からや(すごく元気になりました!)、お客様との出会いから学んだことなど、少しでも皆さんの健康と幸せのためにお役にたてる情報をお伝えしていきます!
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