胃切除、心臓バイパス手術後の様々な症状

2015年10月5日

胃腸と漢方

胃切除、心臓バイパス手術後の様々な症状

大病後の様々な症状

4年前に胃を2/3切除。

その後心臓バイパス手術。現在ステントを2本入れていて、やせていらっしゃるご婦人。

色々ある中でも腰痛とめまいが一番のお悩みでした。

漢方薬を出してもらえる病院に通院しているものの、なかなか良くならないとの事。

痩せていて、頬もこけ、いわゆる覇気がない状態。胃を切除していることからやはり血液を作れずに、様々な状態が出てきやすくなっていました。

漢方療法の原点は腎、そして消化器系統の脾

本来人間が持つ力「腎」を強めることが大切しかし、胃腸が弱い方は、まず消化器系統を補う漢方薬というのが鉄則です。

この方の場合も、まずは消化能力を強め、きちんと消化吸収できるようにしていきましょうという事で、脾系統を強める漢方からスタート。

1か月服用され、まず喜んで頂いた事は、乾癬が出来なくなった!ということ。痒みもなく過ごしやすい。また、頭を振るとふらつきがあるけど、出にくくなっているとの事でした。食欲も出てきて、食べすぎるくらい!とのお話しも聴けるようになってきました。

3か月目に入った頃に、電話がかかってきて、汗が出て、胸痛もある。低血糖でしょうか?との事でした。この時は前日に根を詰めて朝早く起きていろいろ家の整理をしたためかとの事でした。顔つきも生気がなくどことなくダラッとしていて大変疲れている様子。この時の状態は低血糖ではなく、漢方的には陰虚という状態で、身体の血液や水分が欠乏している状態と判断して漢方をお出しし、胃腸の漢方と交互に服用してもらいました。

2日後には、胸の痛みも取れ、驚かれていたのは、目薬を差さないと乾燥していたけど、ささなくても大丈夫になった。との事。また飲み始めてから、フラッとすることもなくなり、頭痛も無くなったようでした。

そしてそういえば腰痛はどこに行った?という感じで全く訴えてこなくなりました。

自分に合った漢方を飲むことが大切

このように、まず胃腸から整えることが肝心です。

人間の体は全て関連していて、その場所だけを良くするという事では解決できないことがたくさんあります。

全体を調整する漢方。ぜひ、お試しください。

ただし、前述の胃腸を整える漢方薬や、陰虚を改善する漢方はそれこそ100種類まではないものの、大変多くあります。その方の体質によって選別していきますが、漢方は漢方の考え方で選別しないといけません。

是非専門のところできちんと症状を話して、選んでもらってください。


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執筆者 河端 孝幸
薬剤師・漢方みず堂代表取締役社長
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。
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