山梔子(さんしし)

2014年10月24日

生薬

山梔子(さんしし)

写真は漢方みず堂ゆめさき店のバス停の近くのクチナシです。

図鑑によると花期は6-7月で、いい香りを漂わせていました。
クチナシというと「旅情」という映画で、列車でヴェネチアを去るキャサリーン・ヘプバーンに向かってロッサノ・ブラッツィがクチナシを振るラストシーンが思い出されます。

子供の頃、吹き替えで見た時は確かにスパゲティと言っていたのが、このブログを書く為に見直していたら原語も字幕もラビオリと言っていました。スパゲティと言えばケチャップでハムとピーマンと炒めたナポリタンしかなかった時代から考えると、明太子スパゲティから各種の本場味のパスタまで日本で食べられる今は隔世の感があります。

因みにヴェネチアでは本当に歩きと船だけでバスも水上バスなるボートです。

アカネ科のクチナシの完熟した果実は山梔子(サンシシ)と呼ばれます。
アカネ科だけあってカロチノイド色素を含むのでお正月の栗きんとんの色付けにも用いられます。

漢方薬としては止血・消炎・鎮静作用があり、利胆・解熱・止血・鎮痛薬として、黄疸・肝炎・胃潰瘍などに用いられます。

山梔子は茵蔯蒿湯・梔子柏皮湯・防風通聖散・加味帰脾湯・加味逍遥散・五淋散・辛夷清肺湯・清肺湯・黄連解毒湯・柴胡清肝湯・荊芥連翹湯・竜胆瀉肝湯・温清飲・清上防風湯など多くの漢方薬に含まれ、腹部だけでなく、皮膚の炎症にも用いられます。


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執筆者 漢方みず堂
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