艾葉(がいよう)

2015年11月2日

生薬

艾葉(がいよう)

馴染みのある薬草

キク科よもぎの若い葉や全草を乾燥させたものを用います。

よもぎといえば、草餅、よもぎ蒸し、草染め、お灸…など、日常の中でも馴染みのある薬草ですね。

道端でも生えるよもぎは、踏まれても、ちぎられてもどんどん育つ生命力がとても強い植物です。

その強いエネルギーを取り入れられる活用法が沢山あります。

■よもぎの活用法いろいろ

○煎じて飲む

艾葉は体の気血の通り道を温め、血の巡りを整えたり、止血に働きます。

お腹周りが冷えて起こる痛み・生理不順・不正出血や、流産しやすい体質の方におすすめです。

お湯を注いで蒸らすだけでも良いですが、煎じればエキスがしっかり摂れます。

漢方薬では、艾葉に補血・止血の働きをもつ生薬を組み合わせて、さらに効果を高めた 芎帰膠艾湯 があります。

 

  • ○浸かる

お風呂に入れるのも、手軽で効果的な使い方です。

身体を温めて血行を良くするだけでなく、肌からのデトックスを助けてくれるので、湿疹やかゆみにも良いです。

さらに、湯気と一緒に立ち上る香りの鎮静作用で、気持ちもゆったりリラックスできます。

 

  • ○お灸

お灸に使うもぐさは、よもぎの葉裏の白く細い毛を使います。

ツボをお灸でじんわりと温めることで、血行を良くして体を楽にしてくれます。

もぐさには様々なタイプのものが出ており、火を使うもの・使わないもの、温熱の強弱、香り付きのもの、簡易的なものから本格的なものまで幅広くあります。

 

  • ○食べる

もし、生のよもぎを見つけたら・・・春の柔らかい新芽は、お餅や天ぷらなどにして楽しめます。

解毒の季節である春に採れる野草は、デトックスを助けてくれます。クロロフィル、カロテン、食物繊維など栄養素も豊富です。

 

  • ○塗る

よもぎをすりつぶして傷口に塗ると、抗菌作用と止血作用で傷の治りを早めてくれます。

怪我に薬草を活用する機会はそうないですが、一度試してみても良さそうですね。

 

等々、よもぎの活用の仕方は様々です。

季節に合わせて、お気に入りの方法で、目的に従って・・・よもぎの持つパワーを分けて頂きましょう。


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執筆者 児島 諒子
薬剤師・漢方みず堂漢方専門相談員

一時的にではなく、体質からの改善につながる漢方に魅力を感じ、大学生で初めての就活をしている中で出会ったのが、漢方みず堂。
漢方は勉強するほど、奥深くておもしろいです。
今の身体の状態をつくっている心の持ち方、食事、運動、休息など様々なことに目を向けながら、漢方の力を生かして心地よい体づくりをお手伝いできればと思います。
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