益母草(やくもそう)

2014年11月1日

生薬

母の名のつく植物は結構あります。

先日ご紹介した貝母(バイモ)は

貝の形をした鱗片がまるで母貝が子貝を抱くように合わさっていることからこの名がつきました。

母子草(ハハコグサ)は春の七草の1つのゴギョウでしたね。
益母草と書いてヤクモソウと呼ぶ生薬もあります。
婦人科疾患に適応することから、「母を有益にする草」と名付けられました。

シソ科のメハジキの花の付いた全草を乾燥させて使用します。
中国東北部では同じシソ科のキセワタを同様に使用するそうです。
子宮の伸縮と緊張の増強作用・溶血作用・抗腫瘍作用があり、産後の止血・月経不順・めまい・下腹部痛・生理痛に用います。
種子は茺蔚子(ジュウイシ)と呼び、利尿剤として用います。

韓国ドラマ「イ・サン」にも登場します。

妊娠するまでは毎日飲まなければならず、妊娠したら飲んではいけない薬として出て来ますが、

作用を調べてから聞くとなるほどと思いますね。

益母草を含む漢方薬には芎帰調血飲・益母丸などがあります。
産後の子宮回復や月経痛の他、当帰・川芎・芍薬などを配合し、打撲傷にも用いられます。

更に瘀血治療薬を追加した芎帰調血飲第一加減は不妊症のご相談で良く使われます。

赤ちゃんを授かりたいと思っていらっしゃる方のご相談は年々多くなってきました。
高度医療の成長で本当に様々な治療が行われるようになりましたが、

昔ながらの漢方薬の知恵もぜひ活用していただきたいと思います。


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執筆者 漢方みず堂
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