多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による生理不順

2016年10月26日

生理不順と漢方

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による生理不順

生理不順と肌荒れ

小柄で、笑顔の可愛らしい、21歳女性の保育士さん。
10代の頃から生理不順があり、半年前に婦人科を受診したところ、多嚢胞性卵巣症候群と診断を受け、排卵が上手く出来ていないことがわかりました。それから排卵を促すお薬を処方され飲んでいますが、生理は来たり、来なかったり。排卵もみられないまま。
また、3ヶ月前からは肌も荒れてきて、皮膚科にも通っているが、なかなか良くならず、それどころか大きく、赤いニキビが頬の広い部分へ広がってきている。
とてもご不安そうに症状を説明してくれました。

体質は、疲れやすく、寒がり、汗かき、肩こり、お天気で偏頭痛、時々ピーという高い音の耳鳴り、腰痛。

肝欝血虚(かんうつけっきょ)

肝の気を巡らせる働きが悪くなり、蓄えている血を消耗すると、月経に関係が深い経絡に、気と血が十分に行き届かず、生理不順や排卵障害を引き起こします。
肝の血を補い、その働きをよくする漢方薬をお渡ししました。
毎月生理の時期に婦人科を受診して、排卵誘発のお薬を5日間飲み経過を見ていましたが、肌荒れはおそらくお薬の影響が大きく、生理不順も改善されていないため、お薬は一旦止めて、漢方だけで経過を見ていくことにしました。
また実家を出て弟と二人暮らしで食事が不規則なっていたため、「体は食べたもので作られる」という大原則をお伝えし、だから毎日食べるものは大切なんですよとお話しました。

若さと素直な心

漢方を始めて、1ヶ月後。見てすぐにわかるほど、頬のニキビの赤みが引いていました。ご本人も「とっても嬉しいです!」と両頬を抑えながら可愛らしい笑顔を見せてくれました。生理が来るような下腹部の感覚もあるとのこと。初回、毎日続けることができるか不安と言っていた漢方薬の煎じも頑張って続け、また食事への意識も変わって自炊をするようになりました。

2ヶ月後、前回来店後すぐに生理がきて、今月の生理も周期通り順調にくることができました。今月は生理痛もなし!大きかったニキビも小さく、赤みも随分引いてきていました。でも一つ気になることは、生理の前の胸の張りがありませんでしたと、不安そうな顔。胸の張りがないことは気が巡れている良い表れですよとお伝えすると、そうなんですか!と笑顔に変わりました。

まだ飲み始めて3ヶ月弱ですが、目に見えてぐんぐん良くなっていっています。若くて細胞の新陳代謝が早いからというのもあるかもしれませんが、何より良くなりたいという素直な心が症状の改善を早めます。

漢方薬を煎じる時、飲む時は、漢方薬が体のすみずみまで行き届いて、新しい元気な細胞を作り出し、ぐんぐん良くなるイメージを持ちながら、美味しく頂いてくださいね。

 

漢方みず堂ヴァインドラッグ末吉薬局 山城 奈央


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執筆者 漢方みず堂
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