紅花(こうか)

2017年1月6日

生薬

紅花(こうか)

紅花とは

紅花は黄色から赤になる花を咲かせるキク科の1年草(種をまいてから一年以内に発芽・生長・開花・結実・枯死する草のこと)です。
花弁からとれる色素は、高級染料や口紅といった化粧品に利用されてきました。葉はサラダなどの食用に使われ、種からとれる油は、ベニバナ油・サフラワーオイルと呼ばれ食用油として用いられます。

山形県では県花として定められ、加工用の最上紅花や、切花用のとげなし紅花・しろばな紅花などが栽培されています。

漢方生薬としての紅花

食用として用いられる紅花ですが、花弁を乾燥させたものは漢方生薬としても使用されます。紅花は、活血、通経(月経を起こさせる)など血の巡りをよくする作用が期待できる生薬です。
紅花を含む漢方は、通導散、折衝飲、きゅう帰調血飲第一加減などがあります。
それぞれの特徴はありますが、いずれも活血化瘀剤に分類され古血(老廃物を含んだドロドロの血)を排出し、サラサラの血液へと改善する作用を持ちます。
紅花が一躍を担っているのが、よくわかりますね。

ただし、妊婦さんや月経過多の方、出血傾向の方には原則禁忌です。出血が止まらなくなる可能性があります。

薬膳として

紅花は、血液の流れをよくすることで冷え性の改善にも期待できます。
スープやシチューなどに、大さじ1杯程度紅花を加えます。彩りや香りが一段と良くなります。
また、ティースプーン1杯をお湯で5分ほど蒸らしてお茶としても召し上がれます。
これからの寒い季節、芯から温まるために取り入れてみてはいかがでしょうか?

※紅花は、長時間加熱することで苦味が出るため出来上がったものに最後に加えることをお勧めします。

また、「多用すればすなわち破血し、少用すればすなわち養血す」と言われるため、養血目的であれば1~2g程度、破血目的であれば3~9g程度、大量に用いる場合でも9~15g程度にしておくことをおすすめいたします。

 

漢方みず堂博多マルイ店 河郷 誠


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執筆者 漢方みず堂
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