中学2年生のIgA血管炎(ヘノッホ・シェーライン紫斑病)

2017年2月2日

アレルギーと漢方

中学2年生のIgA血管炎(ヘノッホ・シェーライン紫斑病)

突然の発症

元々は、ソフトボールの部活動を頑張るほどに、日焼けが似合う中学2年生の女の子のお話です。

異変がおきたのは、秋のある日。足に発疹ができている。発疹というより紫の盛り上がった紫斑。数日前から、体調がよくなかったけど、それと関係があるとも思えず、母親と皮膚科に受診。毛虫にまけたかな、と軟膏が処方されました。

ところが、次の日、歩けないほどの足の関節の痛みがでます。再度、皮膚科へ。血液検査、尿検査をして、大きな病院を紹介されました。

溶連菌の感染から、IgA血管炎を発症していると医師から告げられ、即入院。

ステロイド投与で徐々に下肢とお尻に広がる紫斑も消えました。しかし、ステロイドを徐々に減らすと、紫斑もまたでてくる状態。入院10日目頃から、お腹の痛みもでてきました。そして、1ヵ月後完全によくならない内に退院。退院後もステロイドを服用しながら、一旦は学校へも行けるように。

しかしステロイドを1日20mgに減らした頃から、また紫斑が出てきました。それでも、もう増やせないと徐々に減らしていきました。腹痛や足の痛みに加え身体がだるくて、動けない。ついに学校を休んで2週間ほど経ったころ、こちらに相談にいらっしゃいました。

みぞおちから背中にぎゅーーっとひびくお腹の痛みがとにかく辛い。吐き気で食欲もない。前夜は、一晩中お母様が背中をさすってあげないと辛い。そんな状態でした。

中学2年生。まだまだ、あどけない少女。2ヶ月以上もの長い間、辛いおもいをされてきたのか。胸がつぶれるようなおもいでした。見守るお母様もお辛かったでしょう。「このまま、学校へ行けるようになるのでしょうか。」一言ぽつり。

医師からは、完治するのに、2.3ヶ月かかるか、2.3年かかるかわからない。妊娠しても再発する可能性があると告げられ、さらに不安なおもいを抱えていらっしゃいました。

IgA血管炎

IgAとは、腸管や上気道でばい菌が入ってきた時に主役となって戦ってくれる免疫抗体です。この免疫抗体が関与していることからIgA血管炎と呼ばれ、自己免疫疾患の一種でメカニズムはよく分かっていません。紫斑、腎炎、腹痛、関節痛が特徴で、10歳以下の子供に多い病気です。

自己免疫疾患には、他にも関節リウマチや橋本病(甲状腺)、全身エリテマトーデスなど色々ありますが、とにかく根本的には免疫機能を正常化することが重要です。

原因がよく分からない、難病と言われるような病気になると、どれだけ不安な思いをすることかとお察しいたします。でも大丈夫。人には絶大な自然治癒力があります。漢方は原因や病名は関係ありません。免疫機能を正常化し、体を元のバランスに戻していけばいいだけです。

一晩ですごい効果

免疫機能を正常化するために霊芝を主体にした濃縮エキスを多めに飲んでいただきました。漢方薬はとにかく酷い腹痛をとり、体の元気を補っていくものを飲んでいただきました。

早速夜飲んで寝たところ、前夜吐き気で眠れなかった事がうそのように、腹痛が治まりました。朝、起きてきて「何か食べたい。」と一言。お母様から、ごはんを食べました!と喜びの報告をいただき、ほっとひとまず安堵しました。

そのまま紫斑も消え、学校へ行けるようになりました。しばらくは、車で送迎をしていらっしゃいましたが、漢方薬を飲みだしてから、2ヶ月もしないうちに歩いて学校に通えるように。

試合に出場は無理だろうけど、春頃には、部活動が出来るようになりたいな。そんな事を言われました。

今は、部活は見学されていらっしゃいます。きっと試合に出場できるくらい元気になれますよ。

なぜ、こんなに痛いのか、辛いのか。同級生は、楽しく学校へ通っているのに。そんな思いもあったでしょう。しかし、大変辛い事を乗り越えたからこそ、一回り大きくなられたのではないでしょうか。そう思います。

まだ、きつい事もあるでしょうが、それ以上にきっと、楽しい事、嬉しい事がいっぱい待っていますね。

笑顔で春をむかえましょう。 ‥応援しています。

 

漢方みず堂溝上薬局佐賀駅バスセンター店 池田恵子

 

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