「青ニキビ」には桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

2015年3月20日

ニキビと漢方

「青ニキビ」には桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

瘀血が原因のニキビ

にきびと言っても様々で、最も炎症が強いタイプの「赤ニキビ」には温清飲をベースにした清熱剤と言われる漢方を使います。それよりもやや炎症は弱く、色も赤よりも紫っぽい赤黒いような「青ニキビ」には瘀血を解消する駆お血剤と言われる漢方を使います。瘀血の症状としては他に生理痛、子宮筋腫、子宮内膜症、あざができやすい、シミ・そばかす、肌のくすみ、頭痛、肩こりなどがあります。また、とっても簡単な瘀血の確認方法は舌を観察すること。舌の裏側の静脈が青々と筋立っていたり、舌全体が紫色(通常は赤~ピンク色)だったり、黒い斑点が見られる場合は瘀血体質です!

駆お血剤の使い分け

駆お血剤にも様々あり、主に体力別に3つ紹介します。

①実証(体力あり)タイプ:桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

上記瘀血の症状の他に、便秘、冷え・のぼせ、イライラなどの精神神経症状、ホットフラッシュなどがある場合にぴったりです

②中間証(体力普通)タイプ:桂枝茯苓丸加ヨクイニン(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

駆お血剤の中でニキビに使う最も代表的な漢方。胃腸が弱い人には不向き。

上記瘀血症状の他に、むくみ、冷え・のぼせ、白い芯のあるニキビ、サメ肌などがある場合にぴったりです。

③虚証(体力なし)タイプ:芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)

上記瘀血症状の他に、疲れやすい、乾燥肌、冷え症、無月経などがある場合にぴったりです。

 

しかし実際には、赤ニキビと赤黒いニキビが混在している状態が多いのではないでしょうか?その場合はまずは温清飲をベースにした清熱剤を使うか併用した方がいいような気がします。桂枝茯苓丸加ヨクイニンを飲んで、どうも良くならないな~と言う場合は清熱剤をプラスしてみてはいかがでしょうか?


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執筆者 福田 茜
九州大学薬学部卒 漢方みず堂漢方専門相談員
病院やメーカーを経て、株式会社漢方みず堂へ入社。
3児の母でもあり、妊娠・出産・子育てに関する漢方経験も多数あります。
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