気・血・水(きけつすい)

2015年5月15日

漢方の基礎

気・血・水(きけつすい)

「気・血・水」

「気・血・水」は人間の生命活動を維持するための重要な物質です。漢方では、人間の身体を「気・血・水」が循環し生命活動を行っていると考えています。「気・血・水」がバランスよく循環している状態を健康といい、「気・血・水」バランスが崩れることで、身体に症状が出てくると考えられています。

気 =陽気

気を陽気と呼び、陽気は人体を動かす生命エネルギーです。

気の働きは5つ。

①推動(すいどう)作用:血液循環や新陳代謝を促す

②防御(ぼうぎょ)作用:外から体に悪いものが入ってくるのを防ぐ

③固摂(こせつ)作用:汗・血・尿などが漏れ出るのを防ぐ

④温煦(おんく)作用:体を温める作用

⑤気化(きか)作用:血・水の生成や代謝、尿や汗などの生成や代謝をコントロールする

血・水=陰液

血・水・精を陰液と呼び、陰液は人体を構成する要素です。

血は①全身を栄養し潤す働きと②精神活動を支える働きがあり、

水は血と共に脈管内を循環し、脈管外にも浸み出して組織・器官・臓腑を潤す働きがあります。

気血水のバランス

陽気、陰液を合わせたものを正気と呼びます。正気とは、人体を動かすエネルギーと物質的基礎で、邪気に対抗する人体の抵抗力や生命力を表す概念です。

「気・血・水」バランスが崩れると邪気に対抗する人体の抵抗力や生命力である正気が減り、邪気に負けると人は病気になります。

つまり病気を治すためには、「気・血・水」バランスを整えること。正気、つまり自然治癒力を高めること。

バランスを崩している原因は何かを探り、足りないものを補い、過剰な物は減らすことで身体のバランスを整え、病気を治していきます。

まずは自分の身体を知ること。それが病気を治す第一歩です。

 


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執筆者 星 知美
薬剤師・漢方みず堂漢方専門相談員

心が変わると身体も変わります。
それを日々感じます。
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