アトピーと漢方 の記事一覧

砂糖はアトピー性皮膚炎を悪化させる

2018年7月21日

アトピーと漢方

砂糖はアトピー性皮膚炎を悪化させる

子供の頃のアトピーが再燃

ご主人様が東京での仕事を辞め、地元でレストランを開業。

ご自身も他の仕事をしながらレストランを手伝うというハードな生活になって半年。

子供の頃からアトピーで、中学生までは膝の裏やひじの裏が痒くなっていましたが、それ以降は痒みもあまり出ることなく過ごされてきました。

レストランでのお仕事で洗剤を使うせいか、手あれが始まり、時計をしているところに汗が溜まって痒くなる・・・。

そうして、初めてお会いした時には、顔も赤く痒そうで、アトピー独特の目の周りがただれているような感じもありました。

生活が大きく変わり、様々なストレスも悪化の要因になったのだろうと察しがつきます。

血虚と血熱

症状としては、顔がほてり、痒みがあり、特にお風呂上りがひどいとのこと。さらに年中、鼻炎。一方で、貧血体質でした。

皮膚が赤くなっていたり、お風呂上りの体温上昇時にひどくなったり、ほてったり、という症状は「血」のなかに熱を持ってしまう血熱という状態です。

漢方では「血」はうるおいであり、栄養分。血が不足することで、皮膚のうるおいや栄養分が足りず、すぐに熱(火)が起こってしまう。さらにその熱が「血」を乾かしてしまう。

悪循環になってしまっていました。

砂糖がアトピーを悪化させていた!?

レストランを手伝うようになって、どうしても余ったプリンやガトーショコラなどのスイーツがいつも身近にあり、コーヒーや紅茶と一緒によく食べてしまっているということでした。

砂糖の摂り過ぎは、血虚を悪化させてしまうといわれています。

血虚とは、ただの貧血ではなく、血の質が悪いことも意味します。

皮膚へきれいな「血」が行き届かず、炎症がおこりやすくなっていたと考えられます。

意志を感じた一言

血を補充しながら血熱を冷ます漢方をのんでいただくようにしました。

煎じ薬をスタートした翌日。お電話で状況をお尋ねすると「味にビックリしました!でも大丈夫です!」と前向きなお答え。

必ず良くなりたいという意志を感じました。

煎じ薬は決しておいしいとはいえないものばかりです。特に血熱を冷ますものには苦味のある生薬ばかりです。

ただ、最初に苦手に感じたものが、体に馴染むにつれ、だんだんと苦なく飲めるようになっていきます。

2ヶ月で痒みがすっかり治った

始めて1ヶ月後には、夜中に痒みで起きるということがなくなり、2ヶ月後にはすっかりなくなりました。見た目の赤みも綺麗に。

もちろん、レストランのスイーツ、そして飲み物に砂糖とミルクを入れることも控えていただいています。

漢方薬は自然の草根木皮実を使うので、食事の延長線上です。食事を正すことはとても大事なのです。

このような方の鼻炎も皮膚の症状と共によくなってきます。

 

アトピー性皮膚炎に使用する漢方は、人それぞれ。種類もたくさんあります。

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執筆者 河端 孝幸
薬剤師・漢方みず堂代表取締役社長
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。

水毒によるアトピー性皮膚炎

2018年3月13日

アトピーと漢方

水毒によるアトピー性皮膚炎

170cm、90kgの23歳男性

小さい頃からのアトピー性皮膚炎で、病院治療を繰り返している。

現在は口周り(ひげ剃りで負ける)と、特に両手指、両腕の症状が強く、患部は痒みはないが、赤くて、痛み、熱感があり、乾燥とじゅくじゅくが混在していました。パソコンや書き物など、手を使う作業が長時間続くと痒くなり、季節では冬場が乾燥するので荒れがひどいとのこと。

次の年には、新しくお仕事も始まるのでその前にちゃんと良くしたいという思いでした。

水滞・水毒

今までを振り返ると、部活をしていた中学生の頃が一番肌の状態が良く、体重も今より20kg近く痩せていたとのこと。体質を確認すると、暑がり、汗かき(緊張すると手汗・脇汗あり)、水分2L、口渇あり、食欲あり、お小水1日7~8回と、水滞の症状が多くみられました。中学生の頃のお肌の状態が安定していたのも、毎日の部活動で体を動かすことで、余分な水の滞りがとれていたからと考え、漢方薬は体の水はけを良くして、炎症をとっていく漢方薬を使っていきました。

服用2週間で変化が!

漢方を飲み始めて2週間後、患部のじゅくじゅく感が減ってきて、赤みも落ち着いている。毎日飲んでいたジュースも飲まずに我慢!

1~2ヶ月後には、口渇もなくなってきた。そろそろ乾燥してくる時期、保湿クリームも使いながら維持できている。

4ヶ月経った頃、乾燥はあるが、例年に比べると全然違う。じゅくじゅく感はもうない。傷の範囲も小さくなってきている。

 

漢方をきちんと飲めていると症状の出かたが違うと実感!症状の辛い冬の時期もひどくならず乗り越えられてほっとしています。これからの春の時期、代謝も上がり体重も落ちやすい時期なので、運動も取り入れながら更なる症状の改善を目指しています!

アトピー性皮膚炎でお悩みのお客様は多くおられますが、その原因もお客様それぞれ違います。是非お一人お一人に合わせた漢方薬で、元気なお肌を作っていきましょう!

 

漢方みず堂ヴァインドラッグ末吉薬局 山城 奈央


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執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。

思春期のアトピー~受験ストレスで悪化~

2017年9月5日

アトピーと漢方

思春期のアトピー~受験ストレスで悪化~

受験を控えた中学生の女の子

もともとアトピー体質で、子供のころからオーガニック食品を中心に白砂糖なども摂らず、お母様が意識高く頑張ってこられたお陰で、ずいぶんと症状が緩和されていたところ、受験対策時期を迎え、ストレスなどもあり、うで・背中・お腹など特に上半身にアトピー様症状が今までで最も強く出て来られていました。

新しく症状出たところは赤みも強く、乾燥もあり、かゆみも強いとの事。症状が経過すると黒ずんで皮膚は固い感じに。部活などでも友達から心配され、合宿などではお薬も友達が塗ってくれるとの事だが、本人の気持ちが沈んでしまうとの事。季節的には毎年、汗ばむ夏に出やすい。

皮膚科にも行っているが、なるべくステロイドは使いたくない。ホホバオイルやヘパリンスプレー、抗アレルギーは飲んでいる。

体質としては、暑がり、乾燥肌、寝つき悪い、生理周期35日、経血は赤黒っぽく血塊あり、ストレス感じやすい

思春期のアトピー

かなり症状が強く、年ごろの女の子ということもあり、気持ち的にもとても沈んでいました。

私自身、同じ年頃の子供がいるため、親御さんのどうにかしてあげたいという気持ちも痛いほど伝わってきました。

受験のストレスが何よりも一番の悪化要因でしたが、受験をやめることはできません。

漢方薬はストレスによって滞った気の巡りを改善し、炎症を取り、綺麗な血液を補っていくものを飲んでいただきました。

3ヶ月で概ね改善

漢方薬を飲み始めて1ヶ月後には、痒みと赤みが引いてきました。新しい箇所もできにくくなったが、まだ抗アレルギー薬は使っているとのこと。

2ヶ月後、新しい箇所は今回は全くできていない。症状がひどかった背中→腹→うでと効いている感じがする。乾燥はまだあり、黒ずんだものはまだある。新しい箇所が出来なくなったことと、かゆみを感じることが少なくなったことが気持ち的にも嬉しい!

3ヶ月後、引き続き新しい箇所は出来ず、黒ずんでいた所も肌の色が戻ってきている。汗ばむようになってきて、かゆみは出るときもある。抗アレルギー薬は日によって使う事あり。

4ヶ月後、当初の症状の箇所は肌も新生してきているところで、すごくよくなっている!違う所では、ひじの内側にあせもができた。

やはり普段から食事に気をつけ、ステロイドも使わずにこられていたので、改善が非常にスムーズだったと感じています。

ここから冬にかけていよいよ受験も本番。まだ、波は来るかもしれませんし、油断はなりませんが、引き続き良くなっていけるよう、受験に集中できるよう、応援していきます。

 

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執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。
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