更年期障害と漢方 の記事一覧

40歳で更年期障害になるのか?

2017年12月13日

更年期障害と漢方

40歳で更年期障害になるのか?

更年期障害と言っても、症状は様々

43歳の女性の方が「更年期障害で」と言ってご来店下さいました。

詳しく症状を伺うと41歳になったころから生理が来たり来なかったり不順になってきた。1ヶ月前から眠れなくなった。眠れなくなる前に、体がカーッと熱くなり、汗ばむようになっていた。横になると、動悸がして寝ても途中で目が覚めてしまう。40歳を過ぎたあたりから、急に疲れや体の急な変化を感じるようになったため更年期障害になったのではないか。ということでした。

その他にも、血圧が低い、汗が出づらい、冬は体が思うようにならないほど冷える、お通じもセンナを飲まないと出ない、生理前の症状もありました。

もともとは余り気にならない、イライラしない性格だったのに何をする気も起きず、落ち込みやすくなったということでした。

更年期障害にはまだ早い

東洋医学では女性は7の倍数で変化するといいますが40歳に入って、急にお体の変化を感じられる方は多いです。

今まで出来ていたことが出来なくなったり、気持ち的にも以前と違う。

ですが、更年期障害と呼ぶにはまだ早い年齢です。

「腎」が衰えて起こる更年期障害ということよりも、単にホルモンバランスが乱れて更年期障害と似た症状が出ている状態だと考えられました。

本当の更年期障害であれば、ホルモンバランスを整えながら、根本的な「腎」を強化していくことが不可欠ですが、今回はホルモンバランスを整える漢方薬と、体の余分な熱を冷ます漢方薬を飲んでいただきました。

1ヶ月で見違えるほど元気に

1週間後、寝るまでの時間が短くなった。布団に入るとドキドキしていたが、それも少し良くなっている。

1ヵ月後、夜眠れるようになった。ドキドキや不安な気持ちもなくなった。初めにご来店くださったときとは違い元気なお声でした。

 


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執筆者 星 知美
薬剤師・漢方みず堂漢方専門相談員

心が変わると身体も変わります。
それを日々感じます。

閉経後の冷えのぼせ

2017年11月14日

更年期障害と漢方

閉経後の冷えのぼせ

閉経以降の冷えのぼせ

56歳の女性の方からのご相談でした。

30代ぐらいから足が冷たくなり、自分が冷え症であると自覚。冬は多少冷たさが増すものの靴下を2枚履くなどしていれば特に気にならなかった。

ところが5年前に閉経を迎えてから冷えが一層強くなり、いつも足が冷たい。酷い時には痛みを感じる事が出てきて、足をさすったり足を高くしていないと辛い状態に。

更に困ったのはそれと同時期に今度は暑くなる時期や気持ちが昂ると顔が真っ赤になるという症状も出てきた。特に夏場は口が乾いたり、眠りが浅くなるので辛い。冷え対策で生姜茶を飲んだ時にはカーッと熱くなり顔が本当に真っ赤な状態になった。いわゆるのぼせと言う状態なのか、頭もボーっとして身体もしんどい。

他の人から「どうしたの?」と心配されるぐらい顔が真っ赤になるのでなんとなく人に会うのも嫌になって外出もしたくなくなる事が増えてきました。

温めれば頭の症状が酷くなり、冷やせば足の症状がひどくなるので自分でもどうしたら良いかわからず病院に行くも「更年期でしょう」の一言で済まされて出されたお薬も効かなかったので飲むのをやめてしまっていました。

上熱下寒

漢方では、陰陽のバランスをとても重要視します。陽は上のほうに偏りやすく、陰は下のほうに偏りやすいため、陰陽の行き来が上手くいっていない状態が上熱下寒です。

下半身の陰の性質があるのは五臓の中で「腎」です。閉経はこの腎が衰えていくことで起こります。そうすると腎陰が不足し、陽を抑えることができずに、上半身は熱を持つようになります。

つまり、根本的な原因は腎陰不足。腎陰をしっかり補っていくことが大切です。

体の調子が良くなり、表情も明るく

服用を始めるにあたっては特に味の事を心配されていらっしゃいましたが、いざ服用して頂くとすんなり飲めて続けられそうということで漢方をスタート。

10日もすると何となく頭の熱、上半身の熱が緩和された感じが実感として出てきました。

1ヶ月後にはなんとなく頭がスッキリする感じ、毎年夏場の時期は苦手なのになんとなく調子が良い。

2カ月もすると顔の赤みが少しずつ引いてきて、冷えも内側から冷えているのが減った感覚が出てきました。

途中調子が良くなって来た時に飲み忘れる事が増えてお顔の赤みが出る事もありましたが、半年経過した現在はきちんと毎日服用しており、顔の赤みやのぼせはほぼ無くなって気温が急激に下がった最近でも冷えは以前とは比べものにならないぐらい軽減していると喜んでおられました。

なによりご主人と外出できることが嬉しいそうです。

症状ももちろんですがお客様ご自身の表情が明るくなられたというのが一番変わられたところだと感じています。

 

漢方みず堂サンキュードラッグ一枝薬局 瀧口 房男


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執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。

普段の疲れと明らかに違う男性更年期障害

2017年10月23日

更年期障害と漢方

普段の疲れと明らかに違う男性更年期障害

男性更年期障害

男性更年期障害をご存知でしょうか。更年期障害は女性だけではなく男性にもあらわれる症状です。

50歳のお客様は1ヶ月前から急に体がだるくなり、気分も落ち込むようになり、夜ほてって何度か起きるようになってしまいました。

体力を使うお仕事ですが、もともとは体力に自信があり、なんだか普段の疲れとは明らかに違う。家に帰ってご飯を食べてバタンキュー。奥様も明らかに違うと感じていました。

体形はがっちりしていて、見かけはエネルギーに満ち溢れていそうでしたが、体質をお伺いすると、首、肩、背中のこり、体・足が重い、手のむくみ、ボーっとする、立ちくらみ、副鼻腔炎、お天気が悪いと頭痛、お通じは1日3回、ストレスを感じやすい性格。

実証・虚証の判断

尿路結石や、中性脂肪、コレステロールも高いため、普段のお客様でしたら実証タイプの漢方を飲んでいただいたと思います。ですが、ここ1ヶ月のお体の状態ですと、とても強い実証タイプの漢方を飲むことで余計に疲れてしまう恐れがあったため、虚証タイプの気を補う漢方と、マカなどが入った男性ホルモンを整えるものを飲んでいただきました。

 

1週間後、奥様はだいぶ変わってきた。と仰っていましたが、ご本人様はあまり実感がありませんでした。

2週間後、ごはんを食べてバタンキューだったのが、起きていられるようになった。夜起きないでぐっすり眠れるようになった。

1ヵ月後、一年で一番忙しかった一ヶ月を乗りこえられた。あのままだったら、きっと乗りこえられなかったと思う。と仰っていました。

現在は体調をみながら量を調節して続けていただいています。

なんだか、体調がいつもと違う、原因が思い当たらない。というかたは男性更年期かもしれません。年齢だからと諦めずお体を整えて、いつまでも元気にお過ごしいただきたいです。

 

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執筆者 星 知美
薬剤師・漢方みず堂漢方専門相談員

心が変わると身体も変わります。
それを日々感じます。
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