産前・産後の漢方 の記事一覧

出産後の皮膚のトラブル

2017年12月14日

産前・産後の漢方

出産後の皮膚のトラブル

出産後の皮膚のトラブル

皮膚の全体が赤くなって、軽いみみず腫れのようになっていました。見るからに痒そう。

まだ出産して1ヶ月。もちろん授乳中のため、薬を飲むのはもちろん、塗るのも怖いし、漢方薬ならと思って。との事でした。

まずはその痒みと赤みを何とかしないといけないと思い、その症状のところが熱いかどうかをお聞きすると、やはり熱くなっているようでした。

寝不足もあり、経験不足もあり、いろいろ過敏になって、血液が熱を持った状態。

そのように判断して、まずは5日分飲んで御覧なさいとお渡ししました。

もう一言付け加えたのは、痒みや赤味がとれたら、今度は母乳も良く出るために血液を作っていきながら、熱や痒みを取っていくものに変えていきましょうと話しました。

赤ちゃんの便通も改善!

5日後に今度はご主人とご来店。すごく調子がいいです!とご本人弁。

何と赤ちゃんが、便秘気味だったのが、きちんとうんちも出るようになりました!と話されました。

これはきっとお母さんの血液中の熱が、母乳から伝わり腸に熱がこもることで便秘になっていたと考えられます。お母さんの血液中の熱を取っていくことで、便秘も解消されたのだろうと察しが付きました。

大分良くなっているようなので、前回話した、血液を作っていきながら、熱や痒みを取っていくものに変えてお渡ししました。

漢方は独特の見立てがある

その後も調子が非常に良く、赤ちゃんも元気との事でした。

漢方薬はもちろん薬ですから、慎重に扱わないといけませんが、妊婦さんでも、授乳中でも、問題がなく服用できる漢方があるので、是非専門のところで選んでもらって服用されるといいですね。決して、素人判断で服用しないで下さい。

また、一般薬では、『医師、薬剤師、登録販売者に相談の上服用して下さい』となっていますが、こと、漢方薬については、ぜひ漢方を専門で扱っている所で服用して下さい。


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執筆者 河端 孝幸
薬剤師・漢方みず堂代表取締役社長
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。

産後うつで一日中泣いているお母さん

2017年10月19日

産前・産後の漢方

産後うつで一日中泣いているお母さん

出産して、2ヶ月目の奥様

ご本人の訴えは、1日中落ちこんでいる。すべてマイナスで考えてしまう。一日中泣いている。とのことでした。

もともとアトピー体質で、小学生くらいまでがひどく、一旦落ち着いていたものの、高校生になって皿洗いのバイトで酷くなったとのこと。さらに仕事を始めてひどくなり、妊娠中も更にアトピーがひどかったよう。

肌を見ていても腕や、首や顔にも、痛々しい位にかきむしった跡がありました。それでも今は妊娠中よりはましとの事。

よほど辛かったのだろうことが想像できるくらい跡がありました。

肝脾不和

さて、アトピーにも良くて、産後うつにも良い漢方をと思い、色々症状を聞いて行っても、夜も眠れるし、冷えもなく、胃腸の状態も悪くはない。

ただ、出産後下痢気味になったことと、寝れるけども、夢をよく見るとの事。

漢方で言う肝脾不和。自律神経が乱れ、それで下痢気味になっている。熱を持ちやすく、アトピーも悪化しやすくなっているのではないかと推察されました。

あなたのせいじゃない!

肝脾不和を改善する漢方をお出しして、10日経過したあたりから、調子の良い日が出てきていると電話で明るい声。

約1か月後、話をお伺いすると、5日くらい飲んでいい感じになってきて、それからは1日だけ落ちこんだけれども、前ほどの落ち込みは全然なくなったとの事。

2ヶ月目も同じ漢方薬をお渡しして、10日くらい経って、再度電話をしました。その時は、チョット落ち込んだとの事で、元気がない様子。

私は、「季節の変わり目という事もあって、そのような事なのでしょう。季節のせいであって、あなたのせいじゃない!」と話しました。

現在は、赤ちゃんを連れてご来店されます。母乳もしっかり出ていて、うつ症状はほとんどよくなり、自律神経を整えながら、アトピーを改善する漢方に切り替えて、現在も進行中です。

がんばれ!おかあさん!


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執筆者 河端 孝幸
薬剤師・漢方みず堂代表取締役社長
大学生時代に、地域の人々の役に立つ仕事がしたいと漢方の道に入りました。漢方の「か」の字も知らずに、なぜ、草とか根っことか葉っぱが効くの??という西洋医学だけしかやってこなかった私には疑問ばかり。
就職して半年くらいがたったころ、「病気は自然治癒力が治す」という小倉重成先生の本と出合い、漢方のすごさを知り、真正面から漢方を目指し今現在に至っています。
漢方の良さを知ってもらいたい。宣伝ではなく本当の気持ちや事実をお知らせしたい。そんな気持ちでこのサイトを立ち上げております。
ぜひ、よろしくお願いいたします。

妊娠中の便秘・花粉症・倦怠感・頭痛に漢方薬

2017年6月9日

産前・産後の漢方

妊娠中の便秘・花粉症・倦怠感・頭痛に漢方薬

妊娠中に役立ってくれるもの

妊娠中は、赤ちゃんを守り育てるホルモンの変化のため、妊娠前とは体調が変わります。

今回、私自身初めての妊娠を経験し、その変化が想像以上で、自分の身体に戸惑うほどでした。

病院で行われる妊婦の集まりなどに参加したときも、妊婦さんはそれぞれ、様々な不調に悩まされていて、何よりも皆さん何か使えるものがあるのか、どうしてよいのかがわからないご様子でした。

妊娠中はお腹の赤ちゃんのために、使える薬も限られます。

妊娠中の身体の変化は当たり前、仕方ないと思っていても、少しでも身体の不調を和らげることができるものがあると助かりますよね。

我慢しすぎずに、お悩みになっていることは、ぜひご相談ください。

皆様が、快適なマタニティライフを過ごせますように!!

下記に私が使って助かったものを紹介します。

便秘

これは衝撃でした。もともとの私は快便体質、逆にたまに下痢をするくらいの、便秘とは全く縁がなかったのですが・・・初期から便が出にくくなり、びっくり!役立ってくれたのは、酵素です。植物性乳酸菌も入っているので、飲むと自然に便通が整ってきました。また、つわりで食欲がわかない時期に、たっぷりの栄養成分がとれていることは気持ち的な余裕にもなりました。妊娠中の便秘はお腹の張りやすさの原因にもなると言われますので、たかが便秘と思わず、しっかり対処することが大切です。

倦怠感

妊娠安定期までは、つわりと同時にひどいだるさにも悩まされました。そんなときに使ったものは、補中益気湯という補気剤の漢方薬。エネルギー補給の漢方薬です。だるさの中でも1日中寝ているわけにもいかない・・・そんな働く妊婦さんの味方です。

花粉症

毎年スギとヒノキの時期に抗アレルギー薬を飲んでいる私でしたが、やはり妊娠中は飲みたくない!使った漢方薬は苓甘姜味辛夏仁湯。小青竜湯よりマイナーですが、充分に即効性もある薬です。(妊娠中の花粉症に小青竜湯はダメ!を参照)

また、点眼薬もなるべくなら使いたくなかったので、目のかゆみには鎮静作用・抗炎症作用のあるローズウォーターを含ませたコットンをあてて落ち着けていました。

頭痛

つわりが少し治まったあとに悩まされた症状。鎮痛薬は何を飲んでいいのか、悩む妊婦さんも多いと思います。私が使ったのは芍薬甘草湯。こむら返りで有名な漢方薬ですが、実は全般的な痛み止めにも使えます。

インフルエンザ+ノロウイルス対策

インフルエンザの予防接種を打っていなかった私。妊娠中は免疫も弱っています。大活躍したのがデイリーミスト。自然な成分の消毒剤で、ノロウイルスにも対応しています。食事前・トイレ後・帰宅時など、手にすり込んだり空間に噴射したり、本当にお世話になりました。それだけ使っても全く手荒れはせず!感染症にもならずに乗り切れました。

また、ちょっと風邪をひきそうな予感のときに桂枝湯、のどが痛いときに桔梗・石膏を混ぜた粉末でうがい&プロポリス飴、そもそも免疫力アップのために霊芝のドリンクや飴なども役立ち、大きな風邪も引かず過ごすことができました。

 

漢方みず堂杏林堂薬局ピーワンプラザ天王店 河野 亜由美

 

 


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執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。
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