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10年来の甲状腺機能亢進症の薬を止めて漢方に

2016年7月8日

甲状腺と漢方

10年来の甲状腺機能亢進症の薬を止めて漢方に

31歳の女性

高校3年生の頃に甲状腺機能亢進症と診断され、それからずっと甲状腺ホルモンを抑えるお薬を飲んでいました。

治療は順調でしたが、お薬を止めるのはなかなか難しく、何度か薬を止めてみたものの、暫くすると値が正常範囲を超えてしまい、服用期間はかれこれ10年以上となっていました。

ストレスが強い時期と、体に何かしらの症状が出ていた時期が重なっていました。自分で思っているよりストレスに弱いご様子。体質もまさに肝の気が滞りやすく、肩こり、暑がり寒がり、目の疲れ・充血・乾燥、肌荒れ、生理不順、PMSなどがありました。

漢方を飲むきかっけ

ご本人は、別段気にもしておらず、少量で、副作用が出ているわけでもない、罹ったものとは上手に付き合っていくしかしょうがないと思っていました。そんな時、ある本と出会い漢方薬を飲んでみようと思いました。

その本には、人はなぜ病気になるのか、そして治るのか。が書かれていました。
“心食動休環の乱れで病気は起こり、そのバランスを整えれば病気は治る”

“そのバランスを整えようとするのが、人間の体に元々備わっている自然治癒力”
その考え方を知った時に、あれ?病気って治るんだ。もしかしたらお薬をやめられるかもしれない、この病気治るかもしれないと思えたのです。

漢方薬と西洋薬の違い

甲状腺機能異常を引き起こす代表的な疾患であるバセドウ病は自己免疫疾患であり、原因はよくわかっていません。しかしホルモン異常は自律神経の乱れと深く関係しており、ストレスは自律神経の乱れを引き起こします。

漢方薬は西洋薬と違い、ホルモンを出させる抑えるではなく、ホルモンが乱れやすい体質を改善します。

人間の体には平衡を保つ働きが本来備わっているため、それが正常に働いていれば、ホルモンを正常にコントロールすることができます。ただそれが何かしらの原因で上手く働けなくなっているだけ。その原因を改善し、元々備わっている治癒力がきちんと働けるように手助けしてくれるのが漢方薬です。

順調に経過

漢方を始め、早い段階で、肌荒れがよくなり、酷かった目の疲れも軽くなりました。生理も順調で、最近ではガチガチだった肩も指で押せるくらい柔らかくなっています。

漢方を飲み始めてから病院の先生に相談してお薬を中止にし、時々血液検査をしながら経過を見ていますが、一年が過ぎ、先日の血液検査でも甲状腺ホルモンの値は正常値で推移しています。

漢方を飲み始めてから体のセンサーが正常に働くようになったのか、自然の変化に体の要求が敏感になり、暑い時期は熱を取るものを、寒いときは体を温めるものを、生理のときは血を作るものを、とその時その時の体が欲しているものが分かるようになってきたとのこと。

“漢方は未病を治す”
未病とは病気ともいえないが健康ともいえない状態。まさに今は未病の状態なのかもしれません。
これからもずっと付き合っていく大切な体だからこそ、漢方薬のような自然なもので体に無理なく養生していけたらいいですね。

 

漢方みず堂ヴァインドラッグ末吉薬局 山城 奈央


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執筆者 漢方みず堂
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