耳鳴りと漢方 の記事一覧

ストレス性の耳鳴り・耳の詰まり

2017年8月29日

耳鳴りと漢方

ストレス性の耳鳴り・耳の詰まり

「耳鳴りはうまく付き合っていくしかない。」

耳鳴りのご相談にいらっしゃる方からよく伺う言葉です。

病院に行っても良くならならず、先生からそう言われた。それでも、耳鳴りが辛く少しでもどうにかしたい。最後の手段として、漢方を。とご相談くださる方が多いように思います。

ストレス性の耳鳴り

ストレスがかかると、耳に不調がでる20代の女性の方も、どうしたらよいのかわからず、ご来店くださいました。

1ヶ月前から、右耳にキーンという症状が出て、テレビや機械音が耳につき、大好きな音楽を聴くのも苦痛になりました。

耳が詰まった感じや頭痛も出てきました。

以前にも何回か同じような症状が出たときには、病院の薬が効かず生活習慣を整えることで治してきました。

今回も病院にいき、検査結果は問題なく、薬を2週間飲んでだいぶ症状は和らいできました。

2週間後、良くなっているので薬をもらいに病院に行きましたが、薬を処方してもらえませんでした。

あと、一歩で良くなる。と期待をしていただけに、ショックでどうしていいかわからずご来店くださいました。

性格的には、ストレスを感じやすいですが、我慢してしまい溜め込む、緊張しやすい。

体質的には、暑がり、のぼせ、汗かき、首のこり、ストレスで胸脇苦満、胃痛、寝つきも良かったり悪かったり。

肝が原因の耳鳴り

年齢を重ねるにつれ、腎気不足により耳鳴りがおきます。

ですが、この方の耳鳴りの場合はストレスの影響を受けやすい肝が原因でした。

肝が原因の耳鳴りの特徴は、キーンという高い音、ストレスなど環境によって変化しやすいなどがあります。

肝はのびのびとした状態を好むので、ストレスでギューっと硬くなってしまった肝を柔らかくしてあげ、余分な熱をさます漢方をまず2週間飲んでいただきました。

2週間後、音が小さくなりキンキンと響く感じが和らいできましたが、仕事中などストレスや疲れがあると耳が詰まったりするためもう2週間飲んでいただきました。

漢方を飲み始めて1ヶ月、耳鳴りの症状はなくなり、大好きな音楽が聴けるようになったと喜んでいらっしゃいました。

 

耳鳴りが慢性化すると、難聴になる場合もあります。また、耳鳴りに限らず症状が慢性化すると治りづらくなってきます。

漢方の一番の強みは養生、病気にならないために飲むことです。何かお体に変化を感じたら早めに飲むことが良くする秘訣だと思います。

 


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執筆者 星 知美
薬剤師・漢方みず堂漢方専門相談員

心が変わると身体も変わります。
それを日々感じます。

耳鳴りと腎~腎は水を主る~

2017年5月15日

耳鳴りと漢方

耳鳴りと腎~腎は水を主る~

70代男性のお客様

毎日奥様と畑仕事をされて、お元気な方でしたが朝から1日中ジージー・ザーザーと耳鳴りがあり、いろいろな病院にも行かれましたが、どこに行っても「治らない」と言われたそうです。身内の医師にも「耳鳴りは治らない」と断言され、漢方薬も半信半疑。

それでも、ご来店されたということは、どうにかして治したいという思いからだったのではないかと思います。

体質やその他の症状としては、 涙目、めまい、痰(朝に多い) 、寝つき悪い、熟睡出来ないということでした。

耳の症状に関わる「水」

体の機能系の分類を東洋医学では「五臓:肝・心・脾・肺・腎」で捉えます。五臓は内臓なので外から見ることができません。しかし、五臓にはそれぞれ外への兆候があり、身体の所定の部位や諸竅(穴のこと)との間には特定の関係があり、

肝は目、心は舌、脾は唇、肺は鼻、腎は耳に開竅すると言われます。

上記の通り、耳鳴りや難聴は五臓では「腎」に深い影響があり、腎は年齢と共に衰えます。腎は「発育と生殖」「水」「納気」を主る臓です。今回の方も腎が衰えてごく自然な年齢です。涙目・めまい・痰の症状はまさに身体の中の「水」の代謝が上手くいっていない証拠でした。

一度は漢方薬もあきらめた!

腎を強化する漢方薬を飲み始めて2か月目頃、「ほとんど変化もないし、当分行きません」と漢方をパタリと辞められました。体質改善の漢方薬は飲んですぐというわけにもいかず、とりわけ「腎」を強化していくということは年齢に逆らうという意味でもなかなか時間がかかるものです。その事情を納得いただけなかった私の力不足に大変申し訳ない気持ちになりました。

しかし、そうこうしているうちに、めまいや吐き気も出だし、耳鳴りも大きくなってきたと再度いらっしゃり、「今度はあなたを信じてしっかり飲んでみるよ」とのこと。私自身も、再スタートしていただいたご縁に気が引き締まりました。

そこからはコツコツお飲みいただき、4か月程たった頃には、めまいも吐き気も改善し「耳鳴りがしていた時は、耳鳴りだけではなく、体、全てが嫌になる感じがあったけど、今では気になる程ではなくなった」とのこと。

ちょうど1年が経ちますが、今では、「耳鳴りがしないのが、こんなに気持ち良いものかと思っている。感謝しているよ」と毎月笑顔でいらっしゃいます。

症状が改善されたことはもちろんですが、半信半疑だった方から、このように信頼していただいたことが何よりも嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

漢方みず堂新生堂薬局五条店 池田史子

 


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執筆者 漢方みず堂
株式会社漢方みず堂は福岡、北九州、佐賀、熊本、那覇、浜松に展開する西日本最大の漢方相談薬局です。

突然の気が狂いそうなほどの耳鳴り

2016年8月9日

耳鳴りと漢方

突然の気が狂いそうなほどの耳鳴り

 気が狂いそうな大きな音

以前からジーという低い音がなっていたのですが、仕事が忙しくなりいつしかピーという高い音が鳴り始め、どうにかなりそうな思いで日々過ごしていました。

ところがある日気が狂いそうなくらいキーンという高くて大きな音が鳴り、鼓膜の内から外へと押してくる感じがあり全然眠れなかったとのこと。

体質は、疲れやすい、冷え性、肩こり、足のむくみ、熟睡できない

ストレスと耳の関係

漢方では「経絡」という考え方があります。簡単に言うと、「通り道」のようなもので、体のエネルギーや栄養の他、邪気もこの経絡を通って体を巡ると考えられています。

経絡にも内側と外側があり、一般的にツボと言われるものは外側の経絡上にあります。

ストレスが深く影響する「肝」の経絡は2本あり、やはりその通り道にはストレスによって生じやすい症状が現れる場所が多く含まれています。

今回の耳鳴りもストレスにより肝の通り道が滞って起きていたため、肝の流れを良くする漢方を飲んでいただきました。

半年ですっかり改善

飲まれて1ヶ月後、痰が切れづらく、のどがつまった感じがある。音がならない日があった。絶えられない音が出るときもあるが、少しずつ音が小さくなっている。朝体がだるくて起きづらかったのが、起きられるようになった。ぐっすり眠れて体力もついてきた気がする。

2ヶ月後、長時間仕事をしていると音が大きくなる気がする。リラックスして本を読んでたり同じ姿勢が長くなるとよくないみたい。

3ヵ月後、調子が良い。耳鳴りの音が大きくならなかった。

4ヶ月後、小さい音が聞こえるだけになった。

5ヵ月後、寝際に静かになると聴こえるときもあるが、ほとんど聴こえない日もある。
6ヵ月後、仕事の時間が長くなっても大丈夫。寝際の耳鳴りの小さい音がさらに小さくなっている。ほとんど気にならない。
仕事の時間が長くなると症状がぶり返したりすることもありましたが、今ではそれも関係ないぐらいに良くなってきました。とにかく毎日信じてコツコツ飲んでいく前向きな気持ちがより良い方向へと進んでいます。
また同じ悩みを繰り返さない為にも、これからもしっかり漢方を飲んで体質を改善して頂きたいです。

 

漢方みず堂新生堂薬局五条店 吉村 暢夫


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